王様を欲しがったカエル

（６）見た瞬間に相手を判断し、どんなパターンで思考をしているか、どんな事が嫌いで考えたくないのか（ここが相手の死角になる）を、大まかに予測するだけで十分である。その代わり、繰り返しになるが速は重要だ。鈍いヤツ、見た瞬間に理解できないヤツはは娯楽向きではない。必ず失敗する。
11-02 01:18

（５）手品はその最たるモノだが、タネが最初からばれていたら面白くも何ともないし、素早く動かなければ、それだけ観客がタネを予想するだけの心理的な余裕を与えてしまう。いくつものパターンを想定し、時間をかけて相手を観察するなど、娯楽の制作者にとっては最低の行動だ。
11-02 01:15

（４）娯楽の目的は相手を面白がらせる＝予想外の事態を引き起こし、パニック状態に陥れることであって、何かを導いたり考えさせたりすることにはない。だから、相手に冷静になってもらっては困るし、そのために素早く、的確に、受け手が予想していない行動をとる必要がある。
11-02 01:13

（３）……傾向がある。よくいえば状況が把握できるまで迂闊に行動せず、対象者を観察しているともいえるし、悪く言えば相手に合わせすぎて素早く動けない。もちろん、ここで悪いケースを話しているのは、娯楽作品を作るときに「教育」と同じ事をやったら高確率で失敗をするからだ。
11-02 01:11

（２）当然のことながら、必要とされる何かは相手によって異なるので、優れた教育者はよく相手の話を聞き、何を考えているのかを想定し、なおかつ相手を感情的にさせない技術があるか、あるいはそうした行動をとるように訓練されている。だから、優れた教育者は安易な断定を避けるし……
11-02 01:08

（１）教育と娯楽の違いに関して質問をされたので手短に。まず、教育というのは「相手が知識なり技術なりを習得する際に、必要だと思われる何かを与えてあげる」行為だ。それは、考えるきっかけかもしれないし、熱意かも知れないし、基礎の基礎だと思われていて全員が見過ごしている知識かも知れない。
11-02 01:04