王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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仕事をしていて、数年ぶりに強烈な虚無感に見舞われる。 一番の原因は疲労。連続して朝帰りが続いているせいで、心身共に衰弱しきっている。二番目は私の本の撮影に応募してくる女性の年齢。どういうわけか、今月に入ってからどんどん下がってきていて、18歳、19歳あたりに集中している。これは堪える。何のためにSMしているのか分からない。 私にとってSMというのは、ある程度年齢のいった女性が普通のセックスに飽き...
TRPG用小説(1)
- ジャンル : 小説・文学
- スレッドテーマ : ファンタジー小説全般
1. 遠くに見える山の斜面が紅葉に覆われていた。まだ吐息は白くならないものの、朝の空気は表皮から容赦なく体温を奪っていく。来年の初夏に収穫する、穀物の種蒔きは数日前に終わっていた。しばらくすると、木の実を食べてまるまると太った家畜が殺される。 丸太小屋の前に立ったナシルは、大きくのびをした後で、右手に持っていた木の棒を胸元で掲げて構えの姿勢をとった。棒の長さは少年の背丈を半分にしたほどで、堅い木材...
本日も原稿に忙殺。その上、次回作の撮影も着々と日程が決まっているので、そちらの準備にも追われる羽目に。時間がいくらあっても足りない。 にもかかわらず、その間にも児童ポルノ禁止法関連の規制推進派の動きは着々と進行中。児童ポルノ禁止法は、主に矯風会というキリスト教系のカルト団体が推進し、これと関連の深い日本ユニセフ協会、及びにユニセフが補助するという形で各国の行政官に影響を与えてきたんだけど、今度は...
先週は撮影3本に原稿書きという殺人スケジュールに。しかも、そのウチの2本は表紙撮影という荒技。特に自分がメインになっている雑誌の表紙は、アイデアがまったく思いつかず、七転八倒の末の撮影だったので感慨深い。 SMムックの表紙というのは、人目を惹きつつ扇情的なポーズが要求されるので、結構パターンが似通ってくる。なので、何冊も本を作っているとかなり早期にアイデアが枯渇する。そこからが編集者の腕の見せ所...
それは目でした。明治以降、つまり西洋文化が輸入されるようになって大きく変化した日本人の美的価値観の代表が「目」と「歯」でした。特に目に関するものは決定的で、二重まぶたで目の大きな顔が「美しい」とされ、これは太平洋戦争以降も覆りませんでした。 浮世絵などを見れば分かるように、江戸期の日本人はそれほど目の大きさを重要視していませんでした。むしろ、目があまりにも大きいことは醜い条件の1つとされていまし...
ここ数日は小説の執筆で連日の徹夜。1ページ3000文字換算で構想を練っていたら、実際にレイアウトをしてみたところ1500文字しか入らないという衝撃の展開で、計画が大幅に狂ったのが原因。要するに、ストーリーを半分に縮めなきゃアカンというわけですよ。ははは………もう、死にたい。 で、今回の新作は”メタル・ゴッド”ことJudas Priestの名曲、Painkillerを意識して執筆。ファストかつヘヴィなポルノを目指そうという...