王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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さてさて、いよいよ明日は選挙です。 公職選挙法の絡みがあるので、具体的な話は一切できないんですけど、ここを見ている皆さんには、是非とも投票に行っていただきたいと思い、このように文章をしたためております。まあ、明日の結果如何に関わらず、反対活動が終わるわけじゃないんですけどね。 で、今回の選挙で朗報が2つあります。1つは今週のフライデー。できれば、書店かコンビニでフライデーを買って15P~17Pを...
規制反対運動における、衆議院選挙に関する指針(3)
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文章話は一時中断。いよいよ選挙の公示日が迫ってきたので、一気に説明しちゃいましょう。 まず、選挙中の活動ですが、(1)、(2)で挙げた候補の他に、●福島5区(いわき市・双葉郡)では吉田泉に投票。●埼玉5区(さいたま市、西区、北区、大宮区、中央区)では枝野幸男に投票。●埼玉12区(熊谷市、行田市、加須市、羽生市、鴻巣市(旧・川里町域)、北埼玉郡、騎西町、北川辺町、大利根町)では本多平直に投票。●東京2...
文章の善し悪しをジャッジする基準・後編2
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さて、辞書を利用した文章鍛錬法ですが、この技法は英米文学の作家(の一部)が行っているだけであり、日本はもちろんヨーロッパの作家の大多数ですら見たことも聞いたこともないはずです。前述のように、この練習法が広く知られるようになったのはヘミングウェイの知名度が上昇してからで、年代的には1920年代の後半以降ということになります。要するに、まだ百年も経ってないんですね。 おまけに、日本人の大多数はヘミン...
文章の善し悪しをジャッジする基準・後編1
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これに対して、文章末尾のバリエーションが豊富なのは単純一人称です。これは、一人称文体における助動詞の活用形が(その一人称を語る)主人公の人格表現に関わるためで、文末が無味乾燥なイメージを抱かせないからです。 という堅苦しい書き方をしても、やっぱりわけが分からないでしょうから、具体例を並べていきましょう。鳥山は馬鹿だった。鳥山って馬鹿だったのよ。鳥山は馬鹿だったんです。鳥山は馬鹿だったんですね。鳥...
文章の善し悪しをジャッジする基準・中編
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●基準3(実作初期の作家・読書歴がかなりある読者) 「基準2」からの続きです。人称の問題に続いて長編小説の実作者が直面するのは「言い換え」の問題です。と言っても、いきなり何のことかぴんと来る人は少ないでしょうから、実例を挙げて説明していきましょう。たとえば、鳥山は言った。「僕は馬鹿でーす」 という文章があったとしましょう。この単文だけであれば、言い換えの問題を気にする必要はほとんどありません。とこ...