王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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02/09のツイートまとめ
- toriyamazine
そういう次第で、インテリになりたいという人は、まず大衆批判・群衆批判から入ることをお奨めする。たとえば、日本のポルノは批判するがイスラムの女児婚や中国の一人っ子政策には言及せず、差別・被差別などの単純な二項対立を理論展開の主軸に据える、などが望ましい。
02-09 16:53著者の今村も例外ではなく、晩年には中国の政治制度に期待をかけるという内容の文章を書いていた。もちろん、大躍進政策や文化大革命で多数の死者が出たという事実には言及していない。これは現代日本におけるインテリも同様で、一人っ子政策のお陰で女児が恒常的に虐待されている事実には言及しない。
02-09 16:43……最終的に警察の見解を支持し、自由な国家の政治体制を批判しても独裁的な国家の政治体制には言及しない、という状況が立ち現れる。日本では、日本とアメリカの政治体制には批判的な言及をするのに、中国の政治体制には言及しない、もしくは称揚するという形で現れる。
02-09 16:41群衆の動向に左右されず、長期的な計画を立案できる政治体制を作るには、一般大衆から隔絶された「秘密の前衛党」を結成し、そこに権力を集中させる以外の選択肢はない。そして、こうした権力体制を維持するには軍と警察の支持が必要になる。だから、反・大衆的な言説を支持する知識人が……
02-09 16:38
故・今村仁司の『群衆―モンスターの誕生』を再読。ヨーロッパのインテリゲンチャが如何に群衆を恐怖・憎悪していたかがよく分かる内容で、インテリのふりをしたければ、とりあえず大衆批判・ナショナリズム批判をしておけば良い、ということも分かる。この思想の行き着く果てがレーニンの前衛党だ。
02-09 16:32そういう次第で、インテリになりたいという人は、まず大衆批判・群衆批判から入ることをお奨めする。たとえば、日本のポルノは批判するがイスラムの女児婚や中国の一人っ子政策には言及せず、差別・被差別などの単純な二項対立を理論展開の主軸に据える、などが望ましい。
02-09 16:53著者の今村も例外ではなく、晩年には中国の政治制度に期待をかけるという内容の文章を書いていた。もちろん、大躍進政策や文化大革命で多数の死者が出たという事実には言及していない。これは現代日本におけるインテリも同様で、一人っ子政策のお陰で女児が恒常的に虐待されている事実には言及しない。
02-09 16:43……最終的に警察の見解を支持し、自由な国家の政治体制を批判しても独裁的な国家の政治体制には言及しない、という状況が立ち現れる。日本では、日本とアメリカの政治体制には批判的な言及をするのに、中国の政治体制には言及しない、もしくは称揚するという形で現れる。
02-09 16:41群衆の動向に左右されず、長期的な計画を立案できる政治体制を作るには、一般大衆から隔絶された「秘密の前衛党」を結成し、そこに権力を集中させる以外の選択肢はない。そして、こうした権力体制を維持するには軍と警察の支持が必要になる。だから、反・大衆的な言説を支持する知識人が……
02-09 16:38故・今村仁司の『群衆―モンスターの誕生』を再読。ヨーロッパのインテリゲンチャが如何に群衆を恐怖・憎悪していたかがよく分かる内容で、インテリのふりをしたければ、とりあえず大衆批判・ナショナリズム批判をしておけば良い、ということも分かる。この思想の行き着く果てがレーニンの前衛党だ。
02-09 16:32
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