王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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裏・宮崎駿の後継者
 | 大砲とスタンプ（1） (モーニング KC) (2011/12/22) 速水 螺旋人 商品詳細を見る |
都会人の特権。それは深夜に開いている本屋に行って、その日発売される新刊が買えること！
というわけで、早速『大砲とスタンプ』（速水螺旋人・講談社）の第一巻を買って読了しました。結論から言ってしまうと、我々はようやく裏・宮崎駿の後継者を手に入れつつあります。「パヤオが死んだらローテク＆社会主義系ミリタリズムネタはどうすんねん？」と思っていた皆さま、どうにか速水螺旋人先生が間に合ってくれたので、今後も補給の途絶に悩まされることはなさそうです。しかも、こちらはゲームがちゃんと分かるという素晴らしい新スキルも付いております。
『馬車馬大作戦』の頃から嫉妬ネタで弄っていた私ですが、冗談抜きでこの手の作家さんがオタク界隈から消失することは拙いと思っているので、是非是非購入して下さい。「こんな事を私が書くなんて」とも思わないでもないんですが、そろそろ真面目に文化継承を考える年頃なんですよ……などと言いつつ、私の方はエクストリームオタク道というか、ガチンコオタク道を未だに邁進中ですが。
そうそう、ここからは自分の話になるんですけど、アキバblogさんやありょーしゃさんなどのご助力で、『本当に正しいセックス』の方も無事に売れていると営業から報告がありました。アマゾンランキングでもなかなか良いポジションまで上がってくれたそうなので、とりあえず今年は何とか無事に年が越せそうです。本当にありがとうございます。しかし、仕事が冗談抜きで詰まっているので、来年の抱負などは全く思いつきません。死ぬ。
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