王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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05/03のツイートまとめ
- toriyamazine
(3)だからサイバーパンク後に恒常化した「作品の雰囲気作りとしての設定重視」という流れにはついて行けず(念のために行っておくと、それが悪いというわけではない)、三十路を超えた辺りでSF小説から距離を置くようになった。というわけで、時間ができたら『重力の使命』を見つけて再読したい。
05-03 23:56(2)つまり、一種の間違い探しであり、作家はその間違いを上手く隠し、読者はそれを発見するという遊びでもある。私の読書歴のケースでは、小学生時代に推理小説を読み飽きて、自然科学の知識がある程度蓄積された中学時代からSFに移行したので、そうした想いがより強いのかもしれない。
05-03 23:50(1)ハードSMの流れからハードSFの話が出てきたので雑談を。自分の中でのSFの定義は、ハル・クレメントが語っていた「小説の中から科学知識から外れた文章を発見する」というものに極めて近く、ミステリと同質のパズル的、あるいはゲーム的な要素が極めて強いジャンルだ。
05-03 23:47……自分でも障害者という自覚はほぼナッシング。むしろ奇形の方が正確だししっくり来るんだよね。でも、そんなことが言えるのは、遺伝異常が四肢の末端で起こっただけだからで、これが脳なり重要な器官に起こっていたらどうなっていたかは考えるまでもないよな。
05-03 21:41……そもそも器官そのものが無いのでは、意味がかなり違うような気がするんだけどどうなんだろう? ちなみに、私の場合、足の小指の骨が1本足りないという奇形で、足の指が完全に開かないのでimperfectionsになるんだけど、障害と言われてもピンと来ない(普通に走れるから)し……
05-03 21:38前から思っていたのに調べてないんだけど、disabilityとdisorder、imperfectionsをまとめて障害と表記し、更にそこから障がいに開いた一連の経緯が謎すぎる。身体器官があっても目的に達するのに時間がかかるのと、器官があっても正常に働かないのと……
05-03 21:36ちなみに「天皇制と差別」ネタが電波化する理由は簡単で、天皇制がない、たとえば共和制の国でも差別が存在するため、その段階で空論だとばれるから。そこで、嘘の上塗りをしていくうちに、電波化するケースが多い。反米からアメリカが天皇制支持というのが頻繁に見かける駄目理論かな?
05-03 13:03勁草書房の『女性学をつくる』再読中。一九七〇年代後半の日本で、女性の統計研究の必要性から女性学というジャンルを成立させようという動きと同時に、最初から「天皇制と女性」のような電波案件まで含まれていることを再確認。パイオニアの熱気を感じる一冊だけど、後を考えると複雑だよね。
05-03 12:56
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