王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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06/06のツイートまとめ
- toriyamazine
(7)最後になるが、普通の人間は「想像していること」と「実際にすること」は区分されており、酷く差別的な考えを持っていたからと言って、それを実行に移すとは限らない。「差別的な考えそのものを持ってはいけない」という考え方が狂っているのだ。単に実行に移さなければ良いだけの話だからだ。
06-06 02:17(6)ポルノ全般に関わる言説、特にポルノ規制を訴える言説には、この手の「風が吹けば桶屋が儲かる」的な論旨展開が多いのもまず間違いなく、こうした統合失調症的な世界観を自明とした論者が多数いるからで、「本人に病識がないと治らないだろうなあ」という気持ちにさせられる。
06-06 02:13(5)ところが、頭のおかしい人間にとって、これは私が「潜在的に女性を差別している動かぬ証拠」ということになり、しかも日常生活でもこれを自明とした活動を行っているはずだと断定に至る。何故かというと、前述したように本人達がそうした思考様式に支配されているからだ。
06-06 02:10(4)極めて当たり前の話だが、正常な人間は首尾一貫した〝強迫的〟な価値観に従って生きているわけではない。たとえば、私が音楽を聴くときは極めて女性差別的で、男性ボーカルの曲を優先する傾向があるが、だからといって「全ての事柄で男性は女性よりも優越している」とは思わない。
06-06 02:08(3)……患者にとって、「想像すること」と「実行すること」の区分が曖昧な点で、「差別的な想像をする事そのものは悪くない」という極めて当たり前の話を理解できない点にある。私の見聞した範囲でも、この2つの区別が付けられない人間は例外なく狂っているか、いずれ狂う。
06-06 02:00(2)……自分が差別的な考えをする度に「こんな事を考えてはいけない!」と自己否定を繰り返し、病態が悪化していくに連れて自分の差別的な考えが漏れているのではないかという妄想に取り憑かれて統合失調を発症。歯の治療中に発信器を仕込まれたと主張したという。この症例が記憶に残ったのは……
06-06 01:56(1)少し時間的な余裕ができたので、『統合失調症あるいは精神分裂病 精神病学の虚実 』http://t.co/BmkY2oJu を再読。この本で強烈に記憶に残ったのは、強迫神経症から統合失調症を発症した男性の話で、自分自身を清廉潔白な人間であると規定してしまったが為に……
06-06 01:53
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