王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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08/26のツイートまとめ
- toriyamazine
(7)……こうしたキャラクターが必ずといって良いほど出てきていたわけだが、その理由はもう少し考察されて良いと思う。セックスをコントロールする側の人間は、セックスに溺れちゃ駄目なんだけど、そんな立場のキャラクターに感情移入したい読者がどれだけいるのかね?
08-26 22:24(6)余談になるが、ポルノにおけるS役というのは、不感症の女性・あるいは不能の男性という役柄で「性行為の快楽から切り離された存在」として登場し、また性の探求に赴く主人公達のナビゲート役のポジションを与えられるケースが非常に多い。古典的なポルノ作品では……
08-26 22:21(5)……他人様の性行為を覗いてオナニーしているという「どう考えてもマゾです。ありがとうございます」的な状況を、無理矢理「俺は一方的に覗いているからSだ」と主張するので状況が混乱する。こうした倒錯は他の性癖にも見られる者だが「恥ずかしがるなよ。馬鹿だな」としか言いようがない。
08-26 22:19(4)……読者が状況を「覗き見」るような構成になっているが、これを視る=犯す側と解釈するから混乱が生じるのであって、実は「性行為の現場を見せつけられている」と解釈すると、同じ構造だと理解できる。ただ、どういうわけか、変態の中には「俺はMじゃない」と執拗に主張する一派がおり……
08-26 22:17(3)……これは犯される側が延々と不自然なまでに状況や心情を「実況」しないと成立しない。つまり、不自然な形であっても犯される側の心情が表現されていないと作品として成立しない。また、こうした原則に唯一と言って良いほど反しているように思えるのが窃視系作品で……
08-26 22:14(2)変則的なのがハーレムモノだが、これは複数の女性(あるいは男性)が、主人公をちやほやする=サービスする、という視点で考えればソフトなMものであることが理解できる。また、同じように変則的な作品に、犯す側の視点で描かれているモノがあるが……
08-26 22:11(1)ポルノは原則として受け側の視点で描かれるのであって、ジェンダーは副次的な要素に過ぎない。つまり、女性が犯される話であれば女性に感情移入するのが通常の楽しみ方で、男性が虐待される話であれば男性に感情移入するのが通常の楽しみ方になる。
08-26 22:08
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