王様を欲しがったカエル

　先日は色校、本日も色校と編集作業。心の低空飛行は、ついにイライラへと変化して逆ギレモードに移行中。原因は、現在作業中の緊縛教則本。これに脳みそのかなりのパーセントをとられているので、他の作業が手つかずになっているのが気に入らないのだ。

　あーがーがー。

　そんな中で、１１月１７日の日記が発端となって、知人から電話で「オタクとして、お前の好きな女性キャラを３人あげよ」というお題目が。最初はベスト３で並べようと思ったのだが、自分の中で優劣がつかず年代順になった。

１）峰不二子
　『ルパン三世』シリーズのヒロイン。説明は不要でしょ。私が好きなのは、１９７８年に公開された『ルパン三世（ルパンVS複製人間）』。たぶん、初めて独りで見に行った映画です。当時はＳＦブームのまっただ中で、本作はアニメ業界におけるＳＦネタ牽引者の１人だった、吉川惣司氏が監督・脚本をしています。この人がいなかったら、私は間違いなくアニメを見てないですね。

　で、ヒロインの峰不二子に関してですが、高年齢、高身長、長髪、巨乳、性格の悪さ、ハスキーボイスと私が空想上のヒロインに求めるあらゆる要素が備わっています。ちゃんと主人公を裏切っている点も良し。

２）シーマ・ガラハウ
　『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』（１９９１年）のヒロイン（嘘）。私は前述の吉川惣司氏の影響で、ガンダムよりもボトムズの方が好きなんですけど、知人のガンオタから「スタッフにボトムズ関係者が多いから」と説得されてＯＶＡを視聴。メカ描写を期待していたのに、いつの間にかすっかりシーマ様の虜に。高年齢、高身長、長髪、巨乳、性格の悪さ、ハスキーボイスで、味方を裏切るというお約束もしてくれるんですが、唯一の欠点は宇宙在住が原因か、軍人が原因かは知りませんが、パンツルックがメインだったこと。駄目だろ、スカート履かなきゃ。

　余談ですが、本作の本当のヒロイン、ニナ・パープルトンは一部で「夢の遊眠社」と酷評されるほど性格とムーブがアババな存在で、ボトムズスタッフが関わると女性キャラが駄目になるということを改めて証明。サンライズ系では、富野御大のヒロイン描写が評価されていますけど、原因の１つは高橋良輔系スタッフが描くヒロインの酷さが、「普通」レベルの富野の評価を押し上げているだけのような気が………。

３）梓川雪乃　
　『焼きたて!!ジャぱん』のヒロイン（嘘）。だんだん、嘘をつきすぎたせいで息が苦しくなって参りました。初めて見たのはマンガ版（２００１年～）で、橋口たかし氏の絵柄が気に入ったから。で、最初はパン職人対決に大喜びしていたんですが、すぐに雪乃さんの魔性の虜に。高身長、長髪、巨乳、性格の悪さと私が好きな定番の要素を満たしている上に、親族まで平気で裏切り、父親の愛人の遺骨を桜の木にぶちまける非情さには、見ていて爽快な気分にさせられます。問題は、私のストライクゾーンに較べて年齢が低いこと。どう高く見積もっても２０代中盤ぐらいなんだよな。ちなみに、アニメ版ではガンダムパロの際に、上記のシーマ様の役をやってます。スタッフはよく分かってるね。

　しかし、こうやって並べてみると、みんな似たような要素で構成されたキャラばっかりですな。ちなみに、現実の女性には、上記の要素は求めておりませんので悪しからず。こんなのが１人いるだけで人生の破滅は確実ざんす。