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【宣伝】 『純粋娯楽創作理論 第一章・面白さの基礎原理』発売

純粋娯楽創作理論 第一章・面白さの基礎原理純粋娯楽創作理論 第一章・面白さの基礎原理
(2014/05/22)
鳥山 仁

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 本日から新作『純粋娯楽創作理論 第一章・面白さの基礎原理』が発売になります。この本は私にとって初の電子書籍オンリー作品になります。キンドルでの専売ですので、キンドル本体、もしくはスマートフォンやタブレットにキンドルアプリを入れておかなければ読めません。

 本書はこのブログと極めて密接な関係があります。というのも、本書を書く契機になったのが『文章の善し悪しをジャッジする基準』シリーズだったからです。2009年の七月三〇日にアップされていますから、今からだいたい5年前の話になります。

 この時期は文章の書き方がメインで、作話に関してはほとんど触れていません。また、私のネット上での発言がツイッターにスライドした後も、この傾向にそれほど大きな変化はなく、たとえば『長編小説執筆における『描写』の分類と時系列』では、やはり文章の上手い下手について言及しています。

 本書の理論と直接的な関係が出てくるのは、『巨大娘研究~サブカルチャー批評の終焉と再生~』からです。これが2012年の二月発売ですから、その前年度あたりから理論の整理と言語化が始まっていると見なして良いでしょう。

 そして、studyplusの記録をチェックすると、2014年の2月後半(二一日)から4月の初旬(七日)にかけて執筆したのが本作品と言うことになります。こうやって、ネット上の記録をたぐると分かり易いですが、本書の骨子が醸成されるまでに、だいたい5年ぐらいの時間がかかっているわけです。

 本書の最大の特徴は他に類を見ない理論構成です。逆に言うと、他人が考えつかないアイデアを形にするには、5年ぐらい1つの事象を「ああでもない、こうでもない」と弄くり回す根気というか、執念が必要だったということでもあります。

 私の年齢を考えると、このレベルで独自性のある作品を上梓できる機会は、残りせいぜい1~2回でしょう。幸運なことに、私にはまだ「それ」ができる気力と能力が残っていたわけです。

 本書の内容に関しては、amazonの紹介文を読んでいただければ十分に理解できると思われます。タイトルの通りで、娯楽作品の構造に興味のない方は購入を避けてください。また、小説の書き方マニュアルですが、促成栽培を目的としているわけではないので、そうした欲求がある方も、購入を避けた方が無難だと思われます。
 

4件のコメント

[C4424] そーかー、アレがはじまりかー。

同様なネタはDEEPSEEKER時代にもちろちろとやっちゃいたんだけれど…。
  • 2014-05-24
  • 投稿者 : 電気屋
  • URL
  • 編集

[C4425] そういえば

そういえば、やってましたね。
取り敢えず、形にして残すことに意味があるという結論に到達したので書きました。
実際には、そんなに需要のあるジャンルじゃないんですが、出来が良い理屈だととっておきたくなりますね(笑)
  • 2014-05-24
  • 投稿者 : 鳥山仁
  • URL
  • 編集

[C4426]

純粋娯楽創作理論「面白かった」です!
独自性というか意外な点からの説明だったので(笑)
このクオリティで300円なのは凄いですね

娯楽作品の作家(になりたい人も含む)を対象に書かれているので
読者側の自分にはよくわからなかった点なのですが
編集のかたが作家の作品について、ここを直して欲しいとか話をするのは
「売れる作品」にする為なのか「面白い作品」にする為のどちらなのでしょうか?
  • 2014-05-25
  • 投稿者 : 名無しの読者
  • URL
  • 編集

[C4427] ありがとうございます。

ありがとうございます。
喜んでいただけたようで嬉しいです。
編集サイドの作家に対する修正要求は、創作の檀家によって変わってきます。
プロットの段階の場合は、
1.レーベルにあった内容(キャラクターや設定)にして欲しい
2.話をもっと面白くして欲しい
のどちらかが主体で、それぞれの編集の得意分野によって変わります。
たとえば、話の面白さは分からない代わりに、売れるフェチが分かっている編集だとすれば、そのフェチを作品内に入れて欲しいという要求をする事もあります。
具体的には、ヒロインの年齢を10代にして欲しい、などです。
  • 2014-05-26
  • 投稿者 : 鳥山仁
  • URL
  • 編集

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toriyamazine

Author:toriyamazine
東京都出身。
高校在学中にライターとしてデビュー。
以降は編集者・ライター・ゲームディレクター・実写アダルトDVDの監督、そして作家を兼任。
仕事はSMポルノ関係全般で、小説、ゲーム、実写etc、アニメーションを除くすべてのポルノ作品を平行して制作。年間発表数は約6作品前後がコンスタント。
一般作に関しては、別名義、もしくはアンカーマンとしてのみ参加中。

追記・最近になってメールで連絡が取れないという非難が多く聞かれるようになったので、仕事用のアドレスを公開しておきます。
jjnewzine★gmail.com
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