王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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人間、誰しも間違いはあります。例えば私。11月17日が締め切りだと思っていた原稿が、11月7日であることが判明致しました。……死んじゃうかも。
それはさておき、遅くなりましたが10月30日に開催された『東南アジアにおける児童の商業的・性的搾取対策に関するセミナー』の報告を行いたいと思います。
同セミナーのパネリストは、日本の警察、カンボジアの警察、インドネシアの警察、フィリピンの警察、タイの警察、そしてインドネシアで活動するセーブ・ザ・チルドレンの代表といった顔ぶれで、今まで児童ポルノの単純所持禁止、及びにマンガ・アニメ・ゲームなどの児童に「見える」キャラクターの性描写の禁止を叫んでいた、エクパットや日本ユニセフ協会等のメンバーは一切参加していませんでした。
その理由に関しては一切不明で、毎日新聞英語版のトンデモ記事が原因で関係者が辞退したのか、はたまた彼らが11月25日からブラジルのリオデジャネイロで開かれる、「第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」に参加するために時間がなかったのか、それとも他に理由があったのかは判然としません。ただし、相変わらず規制推進派のメンバーがフィルタリングソフト関係に溜まっているところを見ると、警察との関係が切れたわけではなく、現状では創作物規制の手段としてフィルタリングソフトに関わっていこうという姿勢は見て取れます。
で、以上の理由からセミナーの内容は比較的まともで、突っ込みどころはほとんどありませんでした。唯一面白かったのはインドネシアで活動するセーブ・ザ・チルドレンの代表の発表で、イスラム教が支配的な地域では小児性愛者が「結婚」という名目で子どもたちとセックル三昧の日々を過ごしており、一例として12歳、9歳、7歳の少女と「結婚」した男性の例が報告されていました。
このような状況は、イスラムが支配的な貧困地域では割とあるらしく、最近ではパキスタンで7歳と5歳の子どもの結婚式が執り行われ、これに警察が介入して大騒ぎという事件があったようです。私自身、イスラムの婚姻制度について詳しくないのでコメントを避けますが、10歳未満の女児を結婚対象とすることに周囲から反発の声があまりあがらない社会というのは酷いなと素直に思います。こんな連中に荷担している日本人の気持ちはサッパリ理解できません。
最後になりますが、一GT掲示板参加者さんが紹介して下さっているように、私以外の一般参加者として『反ヲタク議員リストメモ』の方が同セミナーに参加していらっしゃるので、同氏のレポートも参考にして下さい。
なお、こちらも11月1日、3日にオフで会合を行い、今後の方針として児童ポルノの単純所持問題だけでなく、フィルタリングソフトの問題も追いかけていくことを決めました。電波な規制派のウェイトがそっちに移っている以上、こちらも相手の動向をスカウトせざるを得ないといったところですね。はぁ。
それはさておき、遅くなりましたが10月30日に開催された『東南アジアにおける児童の商業的・性的搾取対策に関するセミナー』の報告を行いたいと思います。
同セミナーのパネリストは、日本の警察、カンボジアの警察、インドネシアの警察、フィリピンの警察、タイの警察、そしてインドネシアで活動するセーブ・ザ・チルドレンの代表といった顔ぶれで、今まで児童ポルノの単純所持禁止、及びにマンガ・アニメ・ゲームなどの児童に「見える」キャラクターの性描写の禁止を叫んでいた、エクパットや日本ユニセフ協会等のメンバーは一切参加していませんでした。
その理由に関しては一切不明で、毎日新聞英語版のトンデモ記事が原因で関係者が辞退したのか、はたまた彼らが11月25日からブラジルのリオデジャネイロで開かれる、「第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」に参加するために時間がなかったのか、それとも他に理由があったのかは判然としません。ただし、相変わらず規制推進派のメンバーがフィルタリングソフト関係に溜まっているところを見ると、警察との関係が切れたわけではなく、現状では創作物規制の手段としてフィルタリングソフトに関わっていこうという姿勢は見て取れます。
で、以上の理由からセミナーの内容は比較的まともで、突っ込みどころはほとんどありませんでした。唯一面白かったのはインドネシアで活動するセーブ・ザ・チルドレンの代表の発表で、イスラム教が支配的な地域では小児性愛者が「結婚」という名目で子どもたちとセックル三昧の日々を過ごしており、一例として12歳、9歳、7歳の少女と「結婚」した男性の例が報告されていました。
このような状況は、イスラムが支配的な貧困地域では割とあるらしく、最近ではパキスタンで7歳と5歳の子どもの結婚式が執り行われ、これに警察が介入して大騒ぎという事件があったようです。私自身、イスラムの婚姻制度について詳しくないのでコメントを避けますが、10歳未満の女児を結婚対象とすることに周囲から反発の声があまりあがらない社会というのは酷いなと素直に思います。こんな連中に荷担している日本人の気持ちはサッパリ理解できません。
最後になりますが、一GT掲示板参加者さんが紹介して下さっているように、私以外の一般参加者として『反ヲタク議員リストメモ』の方が同セミナーに参加していらっしゃるので、同氏のレポートも参考にして下さい。
なお、こちらも11月1日、3日にオフで会合を行い、今後の方針として児童ポルノの単純所持問題だけでなく、フィルタリングソフトの問題も追いかけていくことを決めました。電波な規制派のウェイトがそっちに移っている以上、こちらも相手の動向をスカウトせざるを得ないといったところですね。はぁ。
9件のコメント
[C840]
日米同盟重視は変わらず=オバマ政権でも-シーファー大使
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008110600642
シーファー駐日米大使は6日午後、都内で記者会見し、4日の米大統領選を受けて来年1月に発足するオバマ次期政権の対日政策について、
ブッシュ政権と同様に日米同盟を重視する姿勢に変わりはないとの見通しを示した。
シーファー大使は「現政権と次期政権とではアプローチやスタイルに違いはあるだろうが、オバマ(次期)大統領はブッシュ大統領と同じように日米同盟を重視し、
はぐくんでいくことになると思う」と強調。日本との同盟関係を維持することが「米国にとって重要かつ戦略的な利益にかなうためだ」と説明した。
北朝鮮による日本人拉致問題に関しては、オバマ次期政権も解決に向けて日本と協力するとの見通しを示した。
一方、同大使はブッシュ政権の任期切れとともに退任する意向を明らかにした。(時事)
(2008/11/06-15:53)
> 一方、同大使はブッシュ政権の任期切れとともに退任する意向を明らかにした。(時事)
さっそくシーファー退任来ましたね。
児ポ法規制の主犯格の一人がこれでいなくなるので、反対派にとってはかなり追い風かと。
また主犯格のひとり、二等書記官のスコット・ハンセンも併せて転任でしょう。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008110600642
シーファー駐日米大使は6日午後、都内で記者会見し、4日の米大統領選を受けて来年1月に発足するオバマ次期政権の対日政策について、
ブッシュ政権と同様に日米同盟を重視する姿勢に変わりはないとの見通しを示した。
シーファー大使は「現政権と次期政権とではアプローチやスタイルに違いはあるだろうが、オバマ(次期)大統領はブッシュ大統領と同じように日米同盟を重視し、
はぐくんでいくことになると思う」と強調。日本との同盟関係を維持することが「米国にとって重要かつ戦略的な利益にかなうためだ」と説明した。
北朝鮮による日本人拉致問題に関しては、オバマ次期政権も解決に向けて日本と協力するとの見通しを示した。
一方、同大使はブッシュ政権の任期切れとともに退任する意向を明らかにした。(時事)
(2008/11/06-15:53)
> 一方、同大使はブッシュ政権の任期切れとともに退任する意向を明らかにした。(時事)
さっそくシーファー退任来ましたね。
児ポ法規制の主犯格の一人がこれでいなくなるので、反対派にとってはかなり追い風かと。
また主犯格のひとり、二等書記官のスコット・ハンセンも併せて転任でしょう。
- 2008-11-06
- 編集
[C842] セミナーお疲れ様でした。
私自身が、まだまだ勉強不足なこともありこのようなセミナーがあったこと自体知らなかったのですが、毎回参加していた規制派団体の先鋒が一切参加していないのは確かに不気味ですね。ブラジル会議でなにかをたくらんでいるのですかね?まあ真意は不明ですが・・・
フィルタリングと言えば、崎山氏のブログが更新されています。内容はインターネット協会が推進するレイティングの中間とりまとめの件についてです。
http://blog.sakichan.org/ja/2008/11/06/on_safety_online_3_1
しかしフィルタリング関連の動きを見ていますと、フィルタリングって合法的に差別を容認することができる性質があるなと思ってしまいます。
イスラムは本当にひどいものですね。ということはユニセフやECPATにとっては、日本の創作物も同じように見えるということなのでしょうか?うーむ、すごい想像力といいますか、なんといいますか。
お話を聞く限りでは締め切りがエライことになっているみたいですが、えー 挫けずにがんばって下さい(^^; こういう間違いって冷や汗が次から次へと流れてきますよね。いろいろよく分かります(泣)
そろそろ寒くなってくる時期なので、体調に気をつけてがんばって下さい。セミナーお疲れ様でした。
フィルタリングと言えば、崎山氏のブログが更新されています。内容はインターネット協会が推進するレイティングの中間とりまとめの件についてです。
http://blog.sakichan.org/ja/2008/11/06/on_safety_online_3_1
しかしフィルタリング関連の動きを見ていますと、フィルタリングって合法的に差別を容認することができる性質があるなと思ってしまいます。
イスラムは本当にひどいものですね。ということはユニセフやECPATにとっては、日本の創作物も同じように見えるということなのでしょうか?うーむ、すごい想像力といいますか、なんといいますか。
お話を聞く限りでは締め切りがエライことになっているみたいですが、えー 挫けずにがんばって下さい(^^; こういう間違いって冷や汗が次から次へと流れてきますよね。いろいろよく分かります(泣)
そろそろ寒くなってくる時期なので、体調に気をつけてがんばって下さい。セミナーお疲れ様でした。
- 2008-11-07
- 編集
[C843] すいません。修正です。
よく考えてみましたらユニセフやECPATってキリスト関係でした。鳥山さんも以前からおっしゃっていらっしゃいますし今回の記事内でもおっしゃっていますし、私だってそれを批判してきたはずなのに・・・どうやら今の私は電波を受信しちゃってるみたいです。ということは日本への規制は確信的にやっちゃってるってことですね。駄目ですね。最近特に頭がまわっていないです。お目汚しすいませんでした。
- 2008-11-07
- 編集
[C844] ニコニコ生放送・ネット政策討論会
11月10日の20時30分よりニコニコ生放送で、保坂展人衆議院議員をゲストに迎え「ネット政策討論会」が行われることが発表されました。討論のテーマは「児童ポルノ禁止法とネット規制について」です。
ニコニコ生放送
http://live2.nicovideo.jp/
公式アナウンスと事前に実施されたアンケートの結果は以下の通り。
ニコニコニュース「エロゲを守れ? 11月10日生放送に保坂衆議院議員が出演」
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2008/11/001980.html
ニコ割アンケート・結果
http://www.nicovideo.jp/watch/nm5173516
ニコニコ生放送
http://live2.nicovideo.jp/
公式アナウンスと事前に実施されたアンケートの結果は以下の通り。
ニコニコニュース「エロゲを守れ? 11月10日生放送に保坂衆議院議員が出演」
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2008/11/001980.html
ニコ割アンケート・結果
http://www.nicovideo.jp/watch/nm5173516
- 2008-11-08
- 編集
[C846]
児童ポルノファイル交換 動画提供容疑で逮捕(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008111202000216.html
インターネットでファイルを交換するソフト「eMule(イーミュール)」を利用し、児童ポルノ画像を海外のユーザーに提供していたとして、埼玉県警は十二日までに、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の疑いで、和歌山市関戸、団体職員植田一石容疑者(27)ら三人を逮捕した。ファイル交換ソフトによる児童ポルノの摘発は、国内では初めて。
同県警によると、植田容疑者らは九-十月に、十歳前後の女児が写った児童ポルノの動画をeMuleの共有フォルダーに保存し、不特定多数が入手できるようにした疑い。
同容疑者らは容疑を認め、「違法という認識はあった。動画はネットで手に入れた」と供述しているという。
児童ポルノをめぐっては、日本を含む七十四カ国が連携して協議を重ねており、捜査当局は今月二十五、二十六日にブラジルのリオデジャネイロで開催される「児童の性的搾取に反対する世界会議」で日本の取り組みを報告する。
同県警は今年六月、海外の捜査機関から世界で数億人のユーザーがいるeMuleを悪用したポルノ画像提供者のIPアドレスを入手。八月から国内に住む五十人以上の通信記録を差し押さえるなどして捜査を進めてきた。
日本は、主要八カ国の中ではロシアと並び、個人で画像を収集する「単純所持」での法的規制がない。このため、インターネット上に流出する児童ポルノ画像の七割が日本からの発信
とされており、国際社会から「ポルノの大量供給国」と非難されている。
児童ポルノを提供目的で所持していた男2人を逮捕、ファイル交換ソフト「eMule」の共有フォルダに保存
YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081112-OYT1T00039.htm
インターネットのファイル交換ソフト「eMule(イーミュール)」で、児童ポルノの動画を海外のユーザーらに提供する目的で所持していたとして、埼玉県警が男2人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)容疑で逮捕したことがわかった。
世界中で広く利用されている交換ソフトによる児童ポルノの摘発は、国内では初めて。
ネット上の児童ポルノを巡っては、日本を含む世界74か国が連携して根絶に向けて動き始めており、今回の摘発もその一環。県警は、ほかにも関東地方の男数人の自宅などを同容疑で捜索し、押収したパソコンのデータの解析を進めている。
捜査関係者によると、逮捕されたのは和歌山市関戸、団体職員植田一石(27)、広島県三次市下志和地町、会社員宍戸満(37)の両容疑者。
2人は今年9~10月、10歳前後の女児が映った児童ポルノ動画を、世界中の不特定多数のユーザーに提供する目的でeMuleの「共有フォルダー」に保存した疑い。
調べに対し2人は、「動画が海外のユーザーの手に渡ることや、違法だという認識はあった。
動画はネットを通じて手に入れた」と供述しており、県警で入手先を追及している。
県警によると、ファイル交換ソフトを利用した児童ポルノの摘発は、提供先が海外に及ぶうえ、他国の捜査当局と連携が取りにくいことから立件が難しい。
今回は、海外の捜査機関から「eMuleを介して、日本から児童ポルノが世界中に流出している」との情報を得て捜査を開始。児童ポルノの動画をeMuleに送信していたユーザーを突き止め、自宅などを捜索した。
海外から、日本は規制が緩く、児童ポルノの流出源になっていると指摘されていることもあり、捜査当局は、今月25~28日にブラジルで開かれる第3回「児童の性的搾取に反対する世界会議」で、国内での児童ポルノ摘発への取り組みについて報告する。
児童ポルノ:動画所持の男2人逮捕 埼玉県警
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081112k0000e040030000c.html
ファイル交換ソフトを通じ、海外や国内の不特定多数に提供する目的で児童ポルノ動画を所持していたとして、埼玉県警少年捜査課が和歌山市の団体職員、植田一石(27)、広島県三次市の会社員、宍戸満(37)の両容疑者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕していたことが分かった。東京都在住の男についても逮捕状を取っており、12日午後にも逮捕する方針。
調べでは、植田容疑者らはファイル交換ソフト「eMule」(イーミュール)を利用し9~10月、10歳前後の女児が映った児童ポルノ動画を、世界中のユーザーに提供する目的で保存した疑い。
警察庁はブラジルの捜査当局から情報を得て、埼玉県警に捜査を依頼。県警はこの交換ソフトを利用していた児童ポルノ愛好家約10人を特定、10月に自宅などを家宅捜索していた。押収したパソコンに残された交換ソフトの利用記録などから逮捕に踏み切った。
インターネット上にはんらんする児童ポルノを巡っては、国際刑事警察機構(ICPO)を中心に75カ国が連携し「オペレーション・カロッセル2」(回転木馬作戦)と名づけた国際的捜査を進めている。日本は画像を所持しただけでは罰せられないため、海外から「児童ポルノの発信源」などと指摘されている。一方で提供先が海外に及ぶ事例は海外の捜査当局との連携が不可欠とされてきた。【浅野翔太郎、小泉大士、長野宏美】
ポイントはここでしょう
捜査当局自らがネットに流出する児童ポルノの7割が日本発というでっち上げをブラジル会議でやる気かもしれません
>児童ポルノをめぐっては、日本を含む七十四カ国が連携して協議を重ねており、捜査当局は今月二十五、
>二十六日にブラジルのリオデジャネイロで開催される「児童の性的搾取に反対する世界会議」で日本の取り組みを報告する。
>このため、インターネット上に流出する児童ポルノ画像の七割が日本からの発信とされており、国際社会から「ポルノの大量供給国」と非難されている。
なお朝日は事実のみ報道ですが、毎日と東京の記事は単純所持規制がないことで日本が児童ポルノの大量供給国となっていると強調しています。
とくに東京新聞はインターネット上の児童ポルノの7割が日本発と紹介しているのも目立ちますね。
全紙社会面のみ掲載で、どこもアニメ規制に関する箇所はとりあえず無い模様。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008111202000216.html
インターネットでファイルを交換するソフト「eMule(イーミュール)」を利用し、児童ポルノ画像を海外のユーザーに提供していたとして、埼玉県警は十二日までに、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の疑いで、和歌山市関戸、団体職員植田一石容疑者(27)ら三人を逮捕した。ファイル交換ソフトによる児童ポルノの摘発は、国内では初めて。
同県警によると、植田容疑者らは九-十月に、十歳前後の女児が写った児童ポルノの動画をeMuleの共有フォルダーに保存し、不特定多数が入手できるようにした疑い。
同容疑者らは容疑を認め、「違法という認識はあった。動画はネットで手に入れた」と供述しているという。
児童ポルノをめぐっては、日本を含む七十四カ国が連携して協議を重ねており、捜査当局は今月二十五、二十六日にブラジルのリオデジャネイロで開催される「児童の性的搾取に反対する世界会議」で日本の取り組みを報告する。
同県警は今年六月、海外の捜査機関から世界で数億人のユーザーがいるeMuleを悪用したポルノ画像提供者のIPアドレスを入手。八月から国内に住む五十人以上の通信記録を差し押さえるなどして捜査を進めてきた。
日本は、主要八カ国の中ではロシアと並び、個人で画像を収集する「単純所持」での法的規制がない。このため、インターネット上に流出する児童ポルノ画像の七割が日本からの発信
とされており、国際社会から「ポルノの大量供給国」と非難されている。
児童ポルノを提供目的で所持していた男2人を逮捕、ファイル交換ソフト「eMule」の共有フォルダに保存
YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081112-OYT1T00039.htm
インターネットのファイル交換ソフト「eMule(イーミュール)」で、児童ポルノの動画を海外のユーザーらに提供する目的で所持していたとして、埼玉県警が男2人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)容疑で逮捕したことがわかった。
世界中で広く利用されている交換ソフトによる児童ポルノの摘発は、国内では初めて。
ネット上の児童ポルノを巡っては、日本を含む世界74か国が連携して根絶に向けて動き始めており、今回の摘発もその一環。県警は、ほかにも関東地方の男数人の自宅などを同容疑で捜索し、押収したパソコンのデータの解析を進めている。
捜査関係者によると、逮捕されたのは和歌山市関戸、団体職員植田一石(27)、広島県三次市下志和地町、会社員宍戸満(37)の両容疑者。
2人は今年9~10月、10歳前後の女児が映った児童ポルノ動画を、世界中の不特定多数のユーザーに提供する目的でeMuleの「共有フォルダー」に保存した疑い。
調べに対し2人は、「動画が海外のユーザーの手に渡ることや、違法だという認識はあった。
動画はネットを通じて手に入れた」と供述しており、県警で入手先を追及している。
県警によると、ファイル交換ソフトを利用した児童ポルノの摘発は、提供先が海外に及ぶうえ、他国の捜査当局と連携が取りにくいことから立件が難しい。
今回は、海外の捜査機関から「eMuleを介して、日本から児童ポルノが世界中に流出している」との情報を得て捜査を開始。児童ポルノの動画をeMuleに送信していたユーザーを突き止め、自宅などを捜索した。
海外から、日本は規制が緩く、児童ポルノの流出源になっていると指摘されていることもあり、捜査当局は、今月25~28日にブラジルで開かれる第3回「児童の性的搾取に反対する世界会議」で、国内での児童ポルノ摘発への取り組みについて報告する。
児童ポルノ:動画所持の男2人逮捕 埼玉県警
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081112k0000e040030000c.html
ファイル交換ソフトを通じ、海外や国内の不特定多数に提供する目的で児童ポルノ動画を所持していたとして、埼玉県警少年捜査課が和歌山市の団体職員、植田一石(27)、広島県三次市の会社員、宍戸満(37)の両容疑者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕していたことが分かった。東京都在住の男についても逮捕状を取っており、12日午後にも逮捕する方針。
調べでは、植田容疑者らはファイル交換ソフト「eMule」(イーミュール)を利用し9~10月、10歳前後の女児が映った児童ポルノ動画を、世界中のユーザーに提供する目的で保存した疑い。
警察庁はブラジルの捜査当局から情報を得て、埼玉県警に捜査を依頼。県警はこの交換ソフトを利用していた児童ポルノ愛好家約10人を特定、10月に自宅などを家宅捜索していた。押収したパソコンに残された交換ソフトの利用記録などから逮捕に踏み切った。
インターネット上にはんらんする児童ポルノを巡っては、国際刑事警察機構(ICPO)を中心に75カ国が連携し「オペレーション・カロッセル2」(回転木馬作戦)と名づけた国際的捜査を進めている。日本は画像を所持しただけでは罰せられないため、海外から「児童ポルノの発信源」などと指摘されている。一方で提供先が海外に及ぶ事例は海外の捜査当局との連携が不可欠とされてきた。【浅野翔太郎、小泉大士、長野宏美】
ポイントはここでしょう
捜査当局自らがネットに流出する児童ポルノの7割が日本発というでっち上げをブラジル会議でやる気かもしれません
>児童ポルノをめぐっては、日本を含む七十四カ国が連携して協議を重ねており、捜査当局は今月二十五、
>二十六日にブラジルのリオデジャネイロで開催される「児童の性的搾取に反対する世界会議」で日本の取り組みを報告する。
>このため、インターネット上に流出する児童ポルノ画像の七割が日本からの発信とされており、国際社会から「ポルノの大量供給国」と非難されている。
なお朝日は事実のみ報道ですが、毎日と東京の記事は単純所持規制がないことで日本が児童ポルノの大量供給国となっていると強調しています。
とくに東京新聞はインターネット上の児童ポルノの7割が日本発と紹介しているのも目立ちますね。
全紙社会面のみ掲載で、どこもアニメ規制に関する箇所はとりあえず無い模様。
- 2008-11-12
- 編集
[C847]
今回の事件はこの作戦によるものだそうです
スペイン警察、過去最大の児童ポルノ犯罪摘発 121人逮捕
* 2008年10月02日 03:31
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2523523/3388509
【10月2日 AFP】スペイン警察は1日、75か国にまたがる児童ポルノ・ネットワークに関与していたとして容疑者121人を逮捕したと発表した。スペインでのインターネット上の児童ポルノに関する摘発としては過去最大となった。
警察の発表によると、さらに96人が、インターネット上の児童ポルノの保持・配布の容疑に問われたが、拘束はされていない。
逮捕者の社会的地位や職業はさまざまで、旅客機のパイロットや介護士、タクシー運転手、銀行員などが含まれている。また、逮捕者の年齢も、未成年から年金で暮らす高齢者までさまざまだった。逮捕者のうち2人は自ら児童ポルノを制作しており、被害者には自身の家族らも含まれていたという。
スペイン警察は前年、ブラジル警察と合同で捜査を開始しており、各国警察の専門機関の協力で、75か国で1万8000回におよぶ児童ポルノの送信を確認している。(c)AFP
スペイン警察、過去最大の児童ポルノ犯罪摘発 121人逮捕
* 2008年10月02日 03:31
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2523523/3388509
【10月2日 AFP】スペイン警察は1日、75か国にまたがる児童ポルノ・ネットワークに関与していたとして容疑者121人を逮捕したと発表した。スペインでのインターネット上の児童ポルノに関する摘発としては過去最大となった。
警察の発表によると、さらに96人が、インターネット上の児童ポルノの保持・配布の容疑に問われたが、拘束はされていない。
逮捕者の社会的地位や職業はさまざまで、旅客機のパイロットや介護士、タクシー運転手、銀行員などが含まれている。また、逮捕者の年齢も、未成年から年金で暮らす高齢者までさまざまだった。逮捕者のうち2人は自ら児童ポルノを制作しており、被害者には自身の家族らも含まれていたという。
スペイン警察は前年、ブラジル警察と合同で捜査を開始しており、各国警察の専門機関の協力で、75か国で1万8000回におよぶ児童ポルノの送信を確認している。(c)AFP
- 2008-11-13
- 編集
[C848]
- 2008-11-14
- 編集
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[C839] 4日の東京新聞特集記事