王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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締め切りのせいで、書けなかった撮影のよもやま話をつらつらと。
まずは最近撮影したA子ちゃんから。彼女は露出狂という、ポルノの被写体としては文句なしの性癖の持ち主で、もちろん撮影も素晴らしい内容になりました。で、撮影終了後にスタッフも含めた参加者全員で打ち上げに行ったんですけど、そこで彼女が恋人とネットで相手を募って乱交パーティーをしていることが発覚。私自身はそっちの趣味がないので、パーティーの内容には立ち入らなかったのですが、彼女の参加者の選定基準というのが面白くて思わず記憶にとどめることに。
A子ちゃんが乱交パーティーを開く場合、ネット上で告知をして相手の男性(複数)を募るという方法を採るのですが、この際にはじかれる男性の基準というのが、
1)A子ちゃんの写真やスリーサイズを要求してくる奴
2)自分の写真やプロフィールを送ってこない奴
の2つなんだそうです。で、この話のどこが面白いかというと、はじかれる男性側の視点に立つと、彼らが非常に合理的な判断で行動の選択を行っている事が分かる、という点にあります。
たとえば、(1)のA子ちゃんの写真を欲しがる男性は、A子ちゃんが自分の好みの女性かどうかを判断したいので、このような行動に出ているわけで、これは「自分の好みじゃない女性とセックスする」というリスクを回避したいという合理性が働いています。
次に、(2)の自分の写真やプロフィールを送らない男性というのは、自分の写真が原因で乱交パーティーに参加できない、あるいは自分の写真を悪用されるかもしれない、というリスクを回避するという意味で、やはり合理的な判断をしているわけです。
ところが、こうしたリスクを回避しようという合理的な判断は、A子ちゃんの視点に立つと「リスクを背負いたくない人間」=信用に足らない人間となって、乱交パーティーに参加する資格なしと判断されてしまいます。何故なら、A子ちゃんは相応のリスクを背負う覚悟で、このパーティーを開催しようとしているからです。
この話のツボは、言うまでもなく「人間関係の構築において、リスクを軽減しようという合理的な判断は、必ずしも相手から評価されない。何故なら、相手も対他関係の構築を行う際にリスクを冒す覚悟をしているから」という点にあります。つまり、他人に信頼されるためには、自分がリスクを背負っていることを証明しなければならない瞬間があり、この時にはリスクを軽減しようという合理的な選択は却って成功確率を減らしてしまう、ということです。
これは乱交パーティーに限らず、リスクの高い行為が絡む人間関係には共通するお話で、しばしば「馬鹿になれ」とか「漢(おとこ)らしくなれ」という言葉で語られるものです。たとえば、恋愛とか犯罪とか博打性の高い事業なんかは、このケースに当てはまるでしょう。もちろん、どんな状況でも「馬鹿になる」必要はないわけで、どこで「馬鹿になる」かのジャッジができないと、今度はリスクを軽減すべきケースでも、わざわざ失敗確率の高い行為を選択してしまって失敗する、という事態に陥りかねません。
やっぱり、人間関係の構築って難しいよね(←意味深)
まずは最近撮影したA子ちゃんから。彼女は露出狂という、ポルノの被写体としては文句なしの性癖の持ち主で、もちろん撮影も素晴らしい内容になりました。で、撮影終了後にスタッフも含めた参加者全員で打ち上げに行ったんですけど、そこで彼女が恋人とネットで相手を募って乱交パーティーをしていることが発覚。私自身はそっちの趣味がないので、パーティーの内容には立ち入らなかったのですが、彼女の参加者の選定基準というのが面白くて思わず記憶にとどめることに。
A子ちゃんが乱交パーティーを開く場合、ネット上で告知をして相手の男性(複数)を募るという方法を採るのですが、この際にはじかれる男性の基準というのが、
1)A子ちゃんの写真やスリーサイズを要求してくる奴
2)自分の写真やプロフィールを送ってこない奴
の2つなんだそうです。で、この話のどこが面白いかというと、はじかれる男性側の視点に立つと、彼らが非常に合理的な判断で行動の選択を行っている事が分かる、という点にあります。
たとえば、(1)のA子ちゃんの写真を欲しがる男性は、A子ちゃんが自分の好みの女性かどうかを判断したいので、このような行動に出ているわけで、これは「自分の好みじゃない女性とセックスする」というリスクを回避したいという合理性が働いています。
次に、(2)の自分の写真やプロフィールを送らない男性というのは、自分の写真が原因で乱交パーティーに参加できない、あるいは自分の写真を悪用されるかもしれない、というリスクを回避するという意味で、やはり合理的な判断をしているわけです。
ところが、こうしたリスクを回避しようという合理的な判断は、A子ちゃんの視点に立つと「リスクを背負いたくない人間」=信用に足らない人間となって、乱交パーティーに参加する資格なしと判断されてしまいます。何故なら、A子ちゃんは相応のリスクを背負う覚悟で、このパーティーを開催しようとしているからです。
この話のツボは、言うまでもなく「人間関係の構築において、リスクを軽減しようという合理的な判断は、必ずしも相手から評価されない。何故なら、相手も対他関係の構築を行う際にリスクを冒す覚悟をしているから」という点にあります。つまり、他人に信頼されるためには、自分がリスクを背負っていることを証明しなければならない瞬間があり、この時にはリスクを軽減しようという合理的な選択は却って成功確率を減らしてしまう、ということです。
これは乱交パーティーに限らず、リスクの高い行為が絡む人間関係には共通するお話で、しばしば「馬鹿になれ」とか「漢(おとこ)らしくなれ」という言葉で語られるものです。たとえば、恋愛とか犯罪とか博打性の高い事業なんかは、このケースに当てはまるでしょう。もちろん、どんな状況でも「馬鹿になる」必要はないわけで、どこで「馬鹿になる」かのジャッジができないと、今度はリスクを軽減すべきケースでも、わざわざ失敗確率の高い行為を選択してしまって失敗する、という事態に陥りかねません。
やっぱり、人間関係の構築って難しいよね(←意味深)
6件のコメント
[C860] 酉松辞典
- 2008-11-22
- 編集
[C865] 酉松辞典さん
名前が気に入らないので追放。
というか、AMIに対する攻撃が全部私のせいになってるのは何とかなりませんかね? え? ならない? なら仕方ないや。
というか、AMIに対する攻撃が全部私のせいになってるのは何とかなりませんかね? え? ならない? なら仕方ないや。
- 2008-11-23
- 編集
[C869] スリーサイズ
スリーサイズと引き替えにナニの写真なんですかね。まあ見た目病気っぽいとかサイズとか覚悟とかそういうことですかね。
顔写真は逢えばすぐ分かるけどナニはその場にならないとねぇ。違う人の写真使う人もいそうですね。
顔写真は逢えばすぐ分かるけどナニはその場にならないとねぇ。違う人の写真使う人もいそうですね。
- 2008-11-24
- 編集
[C874] ありょーしゃさん
某エロ本出版社で男性編集者のチンコのサイズを測ったことがあったんですけど、ほぼ全員が「これは俺の本気のサイズじゃない」と主張していたそうです。
男は哀しい生き物ですね。
ちなみに、その出版社の女性向け雑誌にチンコ画像をモザイクを入れて掲載したところ、大人気になったそうですよ。
女性は正直な生き物です。
男は哀しい生き物ですね。
ちなみに、その出版社の女性向け雑誌にチンコ画像をモザイクを入れて掲載したところ、大人気になったそうですよ。
女性は正直な生き物です。
- 2008-11-26
- 編集
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(虎穴にいらずんば虎児を得ずを参照)