王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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「はい! 真面目にします!」「よろしい。まず、もう少ししたら香蘭から携帯にメールが届く手はずになっている」「……え? あの、邪神の女の子からですか?」「そうだよ」「あの、神様なんですよね?」「その通り」「どうして、神様が携帯メールで私たちに連絡を?」「そりゃあ、決まってるじゃないか。彼女も携帯を持ってるからだよ」 1等陸尉は「当然だろう」と言わんばかりの表情で、右手の人差し指で胸ポケットに収めた携帯...