王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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ようやくストレス性の湿疹が沈静化。今の精神状態を具象化すると、こんな感じだろうか(いよいよ8月20日に新譜が発売するらしいですよ)。ストレスの原因は例のノンフィクション本。もっとも、私に湿疹ができる理由はいつも同じである。教育とか学術絡みの仕事と関わる時だ。他人に何かを教える歓びというのが、私にはどうしても理解できない。ハッキリ言って苦痛である。
この文章を書くために、その原因について考えてみたのだが、幾つも幾つも思いつくので止めた。要するに、理由は全部後付けでウソなのだ。根本的な原因は、やはり性的な嗜好にある。私は成熟した大人の女性が好きで、子どもを性の対象としてみることが難しい。この場合の「大人」とは法定年齢である18歳でも20歳でもないし、ましてや小児性愛者の主張する16歳とか13歳でもない。だいたい、現在の社会通念上の「大人」の年齢である25歳から30歳以上だと思って頂きたい。
そして、私がこの程度の年齢以上の女性を好む理由は、性的な成熟を重視しているからだろう。このブログには何度も書いているけど、人間の女性は妊娠可能年齢と性的に成熟する年齢にタイムラグがある。具体的には、妊娠可能年齢と性的な成熟年齢の間には、大体10年以上の開きがある。女性は肉体的な面でなかなか成長しない。
これは割と昔から知られていたことで、女性の性を揶揄した猥歌に「三十させごろ(させたがり、の別バージョン有り)、四十したがり、五十ゴザむしり、六十蝋燭(仏壇返し、の別バージョン有り)」というものがあり、二十代の女性には言及されていない(あるいは、二十代に言及した節は消失している)。
もちろん、ごく少数の例外は存在するし、個人の資質にも左右されるけど、成熟した女性とセックスするのと、若い女の子とセックスするのでは、その感覚は天と地ほど違う。だから、普通の男性は加齢と共に性的経験を積むことによって、未成年者との性行為に興味を失っていく。
これを裏返すと、小児性愛者の性行為に対するスタンスが概ね掴めてくる。つまり、
1)性行為そのものに強い興味がなく、性的に興奮するのは別の理由である。
2)性行為に対して強い嫌悪感を抱いている。
3)性行為に強い罪悪感を抱いている。
4)そもそも、性的な経験が少なく未成熟なので、性行為が上手い女性と下手な女性の区分がつけられない。
5)4のバリエーションで、本人の性的能力に重大な問題がある。たとえば、早漏、極端な遅漏、勃起不全、短小など。
の条件を単数、もしくは複数満たしていれば、理論的には性の対象年齢をかなり下げられることになる。このため、同じように性行為に強い嫌悪感や罪悪感を持つ宗教家や、フェミニストの一部と、小児性愛者の親和性は極めて高く、性に対する主張を見る限り、大きな差異が感じられない場合がしばしば見受けられる。また、いわゆる、小児性愛者と呼ばれる性癖の持ち主は、これ加えて対他関係に於いて上下、たとえば教師と生徒とか、ご主人様とメイドとか、主人と奴隷とか、親子とかを好む傾向がある。
このため、小児性愛者はいわゆるSM業界にも多く存在し、業界内部で独特なポジションを確保している。例えば、「お仕置き系」なんかはその最たるもので、女の子(主に女学生)が(主に校則を破ったことで)懲罰を受けて泣いたり苦しんだりする姿に性的な興奮を覚える人が主流の嗜好である。
面白いのはここからで、商業系作品でお仕置きものを制作しようとする(もちろん、未成年者は使っていませんよ。念のため)と、日本では気の弱そうな少女か、気の強いリーダータイプの少女(いわゆる委員長系)が、その対象となる場合が多い。すなわち、現実で最も懲罰の対象になりがちな、不良少女、あるいはヤンキーとかDQNがほとんど含まれない。
むしろ、SMにおいて、このタイプのパーソナリティーが登場する場合、それはドミナ、いわゆる女王様として男性や同級生をいたぶる位置を与えられるのが「お約束」である。ここでも現実との転倒関係は発生しており、どちらかというと暴力的な上下関係を甘受し、従順な態度をとるのは不良少女の方なんだけど、こうした設定にはそれほど商品的な価値がない。多数の責められる女性が登場する場合、3番目か4番目の登場人物として扱われるのが関の山である。
その理由に関して、複数のSM系小児性愛者やミソジニストに尋ねたことがあるが、答えは一致しており「嫌がりそうにないから」というものだった。つまり、大切なのは少女が嫌悪感や苦痛を味わうことで、その為には暴力に慣れ親しんでいたり、性的に成熟していたり、上下関係を素直に受け入れる価値観の持ち主では困るのだ。
それでは、暴力に従順とは一体どのようなパーソナリティなのだろうか? 実はとある経緯で私は体育の女教師を縛ったことがある。その間に交わした彼女との会話は、概ねこんなものだった。
女教師「そうそう。最近の子供って体育ができないんですよ。どうしてか、分かります?」
私「いや。今の子の方が、栄養はちゃんと摂取してるんでしょ?」
女教師「そんなの関係ないですよ。殴られたことがないからですよ」
私「………暴力は駄目だろ」
女教師「だから、体育が出来なくなっちゃったんですよ」
私「いや、そう言われても。Aさんだって、子供だったら叩かれたくはないでしょ?」
女教師「え? 私は大丈夫ですよ」
私「………………マゾだから?」
女教師「あ! そうかも! でも、私は運動神経良いから、いつも殴る方でしたけど」
私「………………………」
お子様のいらっしゃる皆様、マゾヒストの体育教師にはよーく注意して下さい。子供を虐待することを屁とも思ってないですから。でも、皆さんの考えている理由とは違います。本人がマゾだから、子供を叩いても平気なんですね。教育って怖い。
この文章を書くために、その原因について考えてみたのだが、幾つも幾つも思いつくので止めた。要するに、理由は全部後付けでウソなのだ。根本的な原因は、やはり性的な嗜好にある。私は成熟した大人の女性が好きで、子どもを性の対象としてみることが難しい。この場合の「大人」とは法定年齢である18歳でも20歳でもないし、ましてや小児性愛者の主張する16歳とか13歳でもない。だいたい、現在の社会通念上の「大人」の年齢である25歳から30歳以上だと思って頂きたい。
そして、私がこの程度の年齢以上の女性を好む理由は、性的な成熟を重視しているからだろう。このブログには何度も書いているけど、人間の女性は妊娠可能年齢と性的に成熟する年齢にタイムラグがある。具体的には、妊娠可能年齢と性的な成熟年齢の間には、大体10年以上の開きがある。女性は肉体的な面でなかなか成長しない。
これは割と昔から知られていたことで、女性の性を揶揄した猥歌に「三十させごろ(させたがり、の別バージョン有り)、四十したがり、五十ゴザむしり、六十蝋燭(仏壇返し、の別バージョン有り)」というものがあり、二十代の女性には言及されていない(あるいは、二十代に言及した節は消失している)。
もちろん、ごく少数の例外は存在するし、個人の資質にも左右されるけど、成熟した女性とセックスするのと、若い女の子とセックスするのでは、その感覚は天と地ほど違う。だから、普通の男性は加齢と共に性的経験を積むことによって、未成年者との性行為に興味を失っていく。
これを裏返すと、小児性愛者の性行為に対するスタンスが概ね掴めてくる。つまり、
1)性行為そのものに強い興味がなく、性的に興奮するのは別の理由である。
2)性行為に対して強い嫌悪感を抱いている。
3)性行為に強い罪悪感を抱いている。
4)そもそも、性的な経験が少なく未成熟なので、性行為が上手い女性と下手な女性の区分がつけられない。
5)4のバリエーションで、本人の性的能力に重大な問題がある。たとえば、早漏、極端な遅漏、勃起不全、短小など。
の条件を単数、もしくは複数満たしていれば、理論的には性の対象年齢をかなり下げられることになる。このため、同じように性行為に強い嫌悪感や罪悪感を持つ宗教家や、フェミニストの一部と、小児性愛者の親和性は極めて高く、性に対する主張を見る限り、大きな差異が感じられない場合がしばしば見受けられる。また、いわゆる、小児性愛者と呼ばれる性癖の持ち主は、これ加えて対他関係に於いて上下、たとえば教師と生徒とか、ご主人様とメイドとか、主人と奴隷とか、親子とかを好む傾向がある。
このため、小児性愛者はいわゆるSM業界にも多く存在し、業界内部で独特なポジションを確保している。例えば、「お仕置き系」なんかはその最たるもので、女の子(主に女学生)が(主に校則を破ったことで)懲罰を受けて泣いたり苦しんだりする姿に性的な興奮を覚える人が主流の嗜好である。
面白いのはここからで、商業系作品でお仕置きものを制作しようとする(もちろん、未成年者は使っていませんよ。念のため)と、日本では気の弱そうな少女か、気の強いリーダータイプの少女(いわゆる委員長系)が、その対象となる場合が多い。すなわち、現実で最も懲罰の対象になりがちな、不良少女、あるいはヤンキーとかDQNがほとんど含まれない。
むしろ、SMにおいて、このタイプのパーソナリティーが登場する場合、それはドミナ、いわゆる女王様として男性や同級生をいたぶる位置を与えられるのが「お約束」である。ここでも現実との転倒関係は発生しており、どちらかというと暴力的な上下関係を甘受し、従順な態度をとるのは不良少女の方なんだけど、こうした設定にはそれほど商品的な価値がない。多数の責められる女性が登場する場合、3番目か4番目の登場人物として扱われるのが関の山である。
その理由に関して、複数のSM系小児性愛者やミソジニストに尋ねたことがあるが、答えは一致しており「嫌がりそうにないから」というものだった。つまり、大切なのは少女が嫌悪感や苦痛を味わうことで、その為には暴力に慣れ親しんでいたり、性的に成熟していたり、上下関係を素直に受け入れる価値観の持ち主では困るのだ。
それでは、暴力に従順とは一体どのようなパーソナリティなのだろうか? 実はとある経緯で私は体育の女教師を縛ったことがある。その間に交わした彼女との会話は、概ねこんなものだった。
女教師「そうそう。最近の子供って体育ができないんですよ。どうしてか、分かります?」
私「いや。今の子の方が、栄養はちゃんと摂取してるんでしょ?」
女教師「そんなの関係ないですよ。殴られたことがないからですよ」
私「………暴力は駄目だろ」
女教師「だから、体育が出来なくなっちゃったんですよ」
私「いや、そう言われても。Aさんだって、子供だったら叩かれたくはないでしょ?」
女教師「え? 私は大丈夫ですよ」
私「………………マゾだから?」
女教師「あ! そうかも! でも、私は運動神経良いから、いつも殴る方でしたけど」
私「………………………」
お子様のいらっしゃる皆様、マゾヒストの体育教師にはよーく注意して下さい。子供を虐待することを屁とも思ってないですから。でも、皆さんの考えている理由とは違います。本人がマゾだから、子供を叩いても平気なんですね。教育って怖い。
19件のコメント
[C547] 鳥山さん
- 2008-08-04
- 編集
[C550] お大事になさってください
どれだけ忙しい時でもマメに更新されていたこのブログが完全に止まっていたことから、いかに甚大なダメージを被っていたかが伺える気がします。
本当にお疲れ様でした。
本当にお疲れ様でした。
- 2008-08-05
- 編集
[C551] sugi
まあ歴史的に見れば体罰が当たり前の時代の方が長かったわけですし。
ここ最近の体罰を禁じる教育だっていわば人体実験の一つでしょう。
将来どういう結果がでるかは分かりませんね。
過保護に慣れすぎて少しのショックにも耐えられないダメ人間になるか、優しくて個性のある感受性豊かな人間になるか…。
ここ最近の体罰を禁じる教育だっていわば人体実験の一つでしょう。
将来どういう結果がでるかは分かりませんね。
過保護に慣れすぎて少しのショックにも耐えられないダメ人間になるか、優しくて個性のある感受性豊かな人間になるか…。
- 2008-08-05
- 編集
[C553] Anchang さん
こちらこそ先日はありがとうございました。
ご厚意は、有り難く受け取っております。
話は変わって官僚の件ですが、戦前も戦後も愚かな存在であるにもかかわらず、学歴コンプレックスの強い馬鹿が騙されます。
戦後最悪の官僚出身のアジテーターは、堺屋太一と瀬島龍三で、どちらも資源妄想を売りに狂った言説をまき散らしています。これに引っかかった田中角栄が、ロシア油田開発という、コストに見合わない計画に飛びついたのは周知の事実です。
体罰に関しては、文明の度合いと密接な関連性があります。その件については後ほど。
ご厚意は、有り難く受け取っております。
話は変わって官僚の件ですが、戦前も戦後も愚かな存在であるにもかかわらず、学歴コンプレックスの強い馬鹿が騙されます。
戦後最悪の官僚出身のアジテーターは、堺屋太一と瀬島龍三で、どちらも資源妄想を売りに狂った言説をまき散らしています。これに引っかかった田中角栄が、ロシア油田開発という、コストに見合わない計画に飛びついたのは周知の事実です。
体罰に関しては、文明の度合いと密接な関連性があります。その件については後ほど。
- 2008-08-05
- 編集
[C556] sugiさん
体罰と文明の発展は反比例の関係です。
つまり、死と隣り合わせの未開の世界では、瞬間的な判断を要求されるので、感情による決定が重要であり、それ故に体罰によって感情を発露させ、パターン化された行動を瞬時にとれることは生死を分けます。
しかし、文明が発展し社会が複雑になると、より長期的な計画性が要求されるので、感情を抑圧することが求められ、体罰による反射的な感情の発露と行動は有害になります。
従って、同じ国内でも文明の発展が遅れている地域では、体罰が行われる度合いが都市部と比較して相対的に高いのは自然の成り行きでしょう。
誤解を招かないように予め述べておきますが、体罰は暴力の部分集合でしかなく、暴力の中には理性による計画的なものも含まれます。
体罰反対を訴える人間の多くは、理性による計画的な暴力には無自覚なことが多く、体罰=暴力として感情的に反発するケースが大多数なのは事実でしょう。
つまり、死と隣り合わせの未開の世界では、瞬間的な判断を要求されるので、感情による決定が重要であり、それ故に体罰によって感情を発露させ、パターン化された行動を瞬時にとれることは生死を分けます。
しかし、文明が発展し社会が複雑になると、より長期的な計画性が要求されるので、感情を抑圧することが求められ、体罰による反射的な感情の発露と行動は有害になります。
従って、同じ国内でも文明の発展が遅れている地域では、体罰が行われる度合いが都市部と比較して相対的に高いのは自然の成り行きでしょう。
誤解を招かないように予め述べておきますが、体罰は暴力の部分集合でしかなく、暴力の中には理性による計画的なものも含まれます。
体罰反対を訴える人間の多くは、理性による計画的な暴力には無自覚なことが多く、体罰=暴力として感情的に反発するケースが大多数なのは事実でしょう。
- 2008-08-05
- 編集
[C560] おひさしぶりです。
いつも勉強になります。
マゾヒズムと教育の関係は盲点でした。しかし確かに考えてみれば自分が喜ぶべき行為を相手にも実行すれば喜ぶという考えはありますね。しかしこの女教師の例を見ると自分はMだと思っていたわけですけど、ちょっと自身がなくなってまいりました。
すいません。sugiさんの返信のコメントから一部引用させていただきますが、
>体罰反対を訴える人間の多くは、理性による計画的な暴力には無自覚なことが多く、体罰=暴力として感情的に反発するケースが大多数なのは事実でしょう。
規制推進派の児童自身が性を知ることは悪いことだと主張しているのと同じことですね。
マゾヒズムと教育の関係は盲点でした。しかし確かに考えてみれば自分が喜ぶべき行為を相手にも実行すれば喜ぶという考えはありますね。しかしこの女教師の例を見ると自分はMだと思っていたわけですけど、ちょっと自身がなくなってまいりました。
すいません。sugiさんの返信のコメントから一部引用させていただきますが、
>体罰反対を訴える人間の多くは、理性による計画的な暴力には無自覚なことが多く、体罰=暴力として感情的に反発するケースが大多数なのは事実でしょう。
規制推進派の児童自身が性を知ることは悪いことだと主張しているのと同じことですね。
- 2008-08-06
- 編集
[C562]
>つまり、死と隣り合わせの未開の世界では、瞬間的な判断を要求されるので、感情による決定が重要であり、それ故に体罰によって感情を発露させ、パターン化された行動を瞬時にとれることは生死を分けます。
現在でも、軍隊や体育会系である程度暴力が許容されているのはそういうわけですかね? 彼らに求められるのは、命令に対する従順さであり、規律のある組織的な行動であり、頭で考えるより体が素早く反応することですから。
義務教育が近代国民国家によってに徹底的になされたことを考えれば、おそらく義務教育における体育の授業も、規律正しく従順な国民(すなわち兵士)を創生するためのものだったのでしょう。
現在でも、軍隊や体育会系である程度暴力が許容されているのはそういうわけですかね? 彼らに求められるのは、命令に対する従順さであり、規律のある組織的な行動であり、頭で考えるより体が素早く反応することですから。
義務教育が近代国民国家によってに徹底的になされたことを考えれば、おそらく義務教育における体育の授業も、規律正しく従順な国民(すなわち兵士)を創生するためのものだったのでしょう。
- 2008-08-06
- 編集
[C564] H
とりあえず、体罰を食らいまくって育った私は、
「教師による集団暴行」とか「女教師への復讐」とかで
欲情できるようになりましたw
一番ベストなのは「理不尽な規則で心身ともに
抑圧される学園生活」ってパターンで嗜虐心も被虐心もそそられ大興奮です。
(排泄に対する理不尽な規則とか、強制的な多人数での羞恥とか)
ディストピアものとか大好きです。
かように豊かな想像力を育んでくれた母校に今でも感謝しています。嘘ですけど。
こうゆう人に教育とか何らかの権力を持たせちゃいけませんよねw
「教師による集団暴行」とか「女教師への復讐」とかで
欲情できるようになりましたw
一番ベストなのは「理不尽な規則で心身ともに
抑圧される学園生活」ってパターンで嗜虐心も被虐心もそそられ大興奮です。
(排泄に対する理不尽な規則とか、強制的な多人数での羞恥とか)
ディストピアものとか大好きです。
かように豊かな想像力を育んでくれた母校に今でも感謝しています。嘘ですけど。
こうゆう人に教育とか何らかの権力を持たせちゃいけませんよねw
- 2008-08-07
- 編集
[C565] 鳥山仁
「変態ニュース」で毎日新聞ユニセフに謝罪 募金停止で「実害」 (J-CAST)
毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」で過去に「不適切」な記事を配信していた問題で、毎日新聞社が日本ユニセフ協会に「募金活動が停止するなど多大な実害が生じた」として謝罪していたことがわかった。
この問題は、毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」にあるコーナー「WaiWai」で長年にわたって、「ファストフードで女子高生が性的狂乱状態」と題された記事など「不適切」な記事を配信していたというもの。「低俗すぎる」との批判が相次ぎ、毎日新聞社はこれらの記事を書いた外国人記者を3か月の懲戒休職、当時常務デジタルメディア担当だった朝比奈豊社長を役員報酬10%(1か月)返上とするなどの処分を下し、7月20日付の同紙で検証記事を掲載している。
この騒動をめぐっては、少女売春を助長させるような記事を配信していたとして、日本ユニセフが毎日新聞社に抗議するよう促す書き込みもインターネット上でなされていた。
世界の子ども支援の上で実害すら生ずる事態
日本ユニセフは2008年8月6日までに、同協会のホームページに毎日新聞社への抗議文と同社からの回答を公開。それによれば、日本ユニセフは7月22日付で
「今回貴社で起きた問題は、単に日本の品位を傷つけるのみならず、弊協会が長年に亘って児童の保護を訴え続け、その実績が認められつつある状況に冷や水をかけるもの」
「このような中で、弊協会に対しても『貴社に対する対応が手ぬるい』等のご批判が支援者から寄せられ、多くの方が抗議の一環として募金を停止するなどの行動に出られる等、世界の子ども支援の上で実害すら生ずる事態となっております」
と述べ、同社に謝罪を求める抗議文を赤松良子会長名で送付した。
毎日新聞社からは、朝比奈豊社長名で08年8月5日付で回答があり、「抗議を重く受け止める」とした上で、
「日本の品位、名誉を傷つけただけでなく、貴協会が長年に亘って築いて来られた全世界の児童を保護する取り組みに対しても、その名誉と信頼を棄損したことについて、お詫びします」
と述べ、募金活動に実害が生じたとする点についても日本ユニセフに謝罪している。
[ 2008年8月6日21時4分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_mainichi__20080807_3/story/20080806jcast2008224769/
毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」で過去に「不適切」な記事を配信していた問題で、毎日新聞社が日本ユニセフ協会に「募金活動が停止するなど多大な実害が生じた」として謝罪していたことがわかった。
この問題は、毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」にあるコーナー「WaiWai」で長年にわたって、「ファストフードで女子高生が性的狂乱状態」と題された記事など「不適切」な記事を配信していたというもの。「低俗すぎる」との批判が相次ぎ、毎日新聞社はこれらの記事を書いた外国人記者を3か月の懲戒休職、当時常務デジタルメディア担当だった朝比奈豊社長を役員報酬10%(1か月)返上とするなどの処分を下し、7月20日付の同紙で検証記事を掲載している。
この騒動をめぐっては、少女売春を助長させるような記事を配信していたとして、日本ユニセフが毎日新聞社に抗議するよう促す書き込みもインターネット上でなされていた。
世界の子ども支援の上で実害すら生ずる事態
日本ユニセフは2008年8月6日までに、同協会のホームページに毎日新聞社への抗議文と同社からの回答を公開。それによれば、日本ユニセフは7月22日付で
「今回貴社で起きた問題は、単に日本の品位を傷つけるのみならず、弊協会が長年に亘って児童の保護を訴え続け、その実績が認められつつある状況に冷や水をかけるもの」
「このような中で、弊協会に対しても『貴社に対する対応が手ぬるい』等のご批判が支援者から寄せられ、多くの方が抗議の一環として募金を停止するなどの行動に出られる等、世界の子ども支援の上で実害すら生ずる事態となっております」
と述べ、同社に謝罪を求める抗議文を赤松良子会長名で送付した。
毎日新聞社からは、朝比奈豊社長名で08年8月5日付で回答があり、「抗議を重く受け止める」とした上で、
「日本の品位、名誉を傷つけただけでなく、貴協会が長年に亘って築いて来られた全世界の児童を保護する取り組みに対しても、その名誉と信頼を棄損したことについて、お詫びします」
と述べ、募金活動に実害が生じたとする点についても日本ユニセフに謝罪している。
[ 2008年8月6日21時4分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_mainichi__20080807_3/story/20080806jcast2008224769/
- 2008-08-07
- 編集
[C569] mudan さん
SM業界で一番きっついのはマゾから転じた職業女王様だと言われています。
理由は「自分が出来たことを何でお前が出来ない」と責められるからです。ただ、すべてのマゾヒストがそのような傾向の持ち主というわけではありません。
また、暴力に関しては感情的なものよりも論理的なものの方が長期に亘り被害も甚大です。たとえば、悪名高い南アフリカのアパルトヘイトは、南アフリカにある大学の社会科学部が論理を完成させたものです。
小児性愛に対する差別も同様で、理論的に差別を正当化するようになった段階で法規制の対象にしても痛痒を感じなくなったはずです。もちろん、アパルトヘイトも小児性愛差別も論理が現実から乖離している点で同一です。
ただ、現実を見ない人にとって、理屈が現実とかけ離れている事実はどうでも良いんですね。
理由は「自分が出来たことを何でお前が出来ない」と責められるからです。ただ、すべてのマゾヒストがそのような傾向の持ち主というわけではありません。
また、暴力に関しては感情的なものよりも論理的なものの方が長期に亘り被害も甚大です。たとえば、悪名高い南アフリカのアパルトヘイトは、南アフリカにある大学の社会科学部が論理を完成させたものです。
小児性愛に対する差別も同様で、理論的に差別を正当化するようになった段階で法規制の対象にしても痛痒を感じなくなったはずです。もちろん、アパルトヘイトも小児性愛差別も論理が現実から乖離している点で同一です。
ただ、現実を見ない人にとって、理屈が現実とかけ離れている事実はどうでも良いんですね。
- 2008-08-08
- 編集
[C572] sugi さん
おっしゃるとおりで、スポーツや軍事教育の一部では、未だに体罰は有効な方法です。
ただし、速度が人間の認識範囲を超えたり、高度な戦術理解能力が要求されると、やはり体罰は有害になります。
たとえば、時速数百キロで走るモータースポーツなどの競技は、体罰で鍛えても結果が出ません。見てからでは避けられないパンチのやりとりをするボクシングですら、体罰の効果は怪しいものです。
戦争でも命令式の軍隊では体罰は有効ですが、訓令式の軍隊では有害になる可能性が高いです。実際に、ベトナム戦争など少数の例外を除き、第一次世界大戦以降の戦争では高学歴者の多い軍隊が勝っています。
つまり、高度な操作や判断が要求される作業と体罰は相性が悪いんですね。殴られて覚えられるものの数は、たかが知れているということでしょう。
ただし、速度が人間の認識範囲を超えたり、高度な戦術理解能力が要求されると、やはり体罰は有害になります。
たとえば、時速数百キロで走るモータースポーツなどの競技は、体罰で鍛えても結果が出ません。見てからでは避けられないパンチのやりとりをするボクシングですら、体罰の効果は怪しいものです。
戦争でも命令式の軍隊では体罰は有効ですが、訓令式の軍隊では有害になる可能性が高いです。実際に、ベトナム戦争など少数の例外を除き、第一次世界大戦以降の戦争では高学歴者の多い軍隊が勝っています。
つまり、高度な操作や判断が要求される作業と体罰は相性が悪いんですね。殴られて覚えられるものの数は、たかが知れているということでしょう。
- 2008-08-09
- 編集
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徐々にアレをナニしている最中なのですが、総力戦の誤謬に関する件は現在の食料安保wとか食料自給率の話とかぶってて笑えました。官僚っていまだにw
「アメリカが売ってくれなければオーストラリアから買えばいいのよ」と言ったのはマリー・アントワネットでしたっけ?
殴られないとうんぬんの話は、地方へ行くともっと一般的意見になりますよ。やっぱり田舎社会で生活するにはさまざまな理不尽に対するマゾ的忍耐力が必要とされるからですかねえ。あーあ。