王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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ブログが備忘録としての機能を果たしてないので、久々に近況報告を。ようやくアクセス数も減ったしね。
先々週あたりから、メンヘル系知人の発狂度がアップ。次から次へと陰鬱になるような内容のメールが送られてきます。原因はクリスマスの接近。毎年のことですが、クリスマス、正月、バレンタインとイベントが続く時期における、精神病患者の発狂率にはすごいものがあります。ところが、原因を特定している病人の皆さんはまだマシな方で、大半は自分がクリスマス接近で発狂しているという自覚すらありません。いい加減、メールの返事を書くのもおっくうになってきたので全員放置。
いや、自分が孤立しているところに楽しげなイベントが連発されたら、誰だって嫌な気持ちになるのは分かりますよ。日照時間も減るから冬季鬱も出てくるしね。でもね、だからといって私のところに嫌がらせみたいなメールを送ってくる必要はないでしょ?
もっとも、その中で一番病態が重いのが、私の養父だというのは洒落になってない。しかも、冬には珍しい(?)躁状態。鬱と違って躁は本人の自覚がほぼ無い病態なので、周囲の忠告など耳も貸さず金を使いまくり。勘弁してくれよ。狂ってるのは、表現規制派だけで十分だっちゅーの……と思っていたら、飯島愛死亡のニュースが飛び込んできて、古くからの業界人が全員パニックに。飯島が鬱病だというのは以前から知っていたけど、現段階で死因が自殺なのか病死なのか分からないのでコメントできず。しかし、仮に自殺だとしたらあまりにもお約束の死に方なので、ちょっと言葉が出てこない。鬱病→クリスマス前に悪化→自殺なんて惨すぎる。
一方、私の方は×日に知人が開催しているゲイのねるとんパーティーの撮影を担当。16日、19日、23日にはSM系ポルノの撮影。また、その合間をぬってSM系の忘年会。そして政治活動用資料の閲覧と忙しい……って、やってることが去年と変わらないじゃないか! もう!
そうしたイベントの中でも、個人的に興味深かったのがゲイのねるとんパーティ。今回のパーティは会場が足の踏み場もないほど大盛況。にもかかわらず、参加者の大半は受け。つまり、男性の同性愛者の攻め受け比率はフィフティーフィフティーではなくて、受けの方が供給過剰なんです。
このことは以前から疑問に思っていたので、近くにいたスタッフに「ねるとん、受けの方が多いですよね? これって、このパーティーの特徴なんですか?(局地的な傾向なの?)」と尋ねると、「いや、受けが多くなるのは仕方ないですよ(ゲイ男性は基本的に受けが多いので、このようなパーティーが開催されたらどこでも受けの比率が高くなる)」という返答が戻ってきた。
この話の面白いところは、攻め受けの比率が受け側に高いという現象が、同性愛者だけでなく異性愛者にもSMにも当てはまるので、性的嗜好にそれほど差がないという点にある。つまり、どこも攻め役が不足しているのだ。理由に関しては、よく分からない。
たとえば、SMなんかだとこの傾向は目に見えて分かり易い。S役をこなそうと思ったら、一定水準以上の技術と性行為に関する理解力を要求されるので、20代前半の頃に「俺はサディストだ!」と主張していた男性が、年齢を経るごとに脱落していく、いわゆる「なんちゃってS」現象が発生する。これは、SMプレイにおいてプレイの進行と技術水準の維持が、基本的にS側の責任という暗黙の了解があるため、いくら「俺はサドだ」と言っても、その水準に達していない男性は周囲からスポイルされてしまう過程で発生する。
しかも、恐ろしいことに、これは既に「サディスト」として周囲から承認されている人間にも容赦なく降りかかってきたりする。つまり、広い意味でセックスの技術というのは年を追うごとに高度になっていくため、うかうかしていると、それまで高度だと思われていたテクニックが普遍化してしまい、いつの間にか「普通」になっていたりするのだ。
同様に技術の不必要なまでのインフレーションが進んでいるのがAV業界で、一部の男優がどんどん技術やフィジカル面での高度化を推し進めた結果、もはや素人が見ただけでは一体何が起こっているのか理解できないようなシーンが散見されるようになってきた。
来年は、諸事情により実写AVへの関与が高まる可能性があるので、本年よりもさらに私の技術水準を上げざるを得ない。とりあえず、今年は一本鞭、電気責めに関する新技術習得という成果があったけど、来年はどういう方向にテクニックを磨くかは未定。いずれにせよ、攻め役は研鑽が必要だよね。うん。
先々週あたりから、メンヘル系知人の発狂度がアップ。次から次へと陰鬱になるような内容のメールが送られてきます。原因はクリスマスの接近。毎年のことですが、クリスマス、正月、バレンタインとイベントが続く時期における、精神病患者の発狂率にはすごいものがあります。ところが、原因を特定している病人の皆さんはまだマシな方で、大半は自分がクリスマス接近で発狂しているという自覚すらありません。いい加減、メールの返事を書くのもおっくうになってきたので全員放置。
いや、自分が孤立しているところに楽しげなイベントが連発されたら、誰だって嫌な気持ちになるのは分かりますよ。日照時間も減るから冬季鬱も出てくるしね。でもね、だからといって私のところに嫌がらせみたいなメールを送ってくる必要はないでしょ?
もっとも、その中で一番病態が重いのが、私の養父だというのは洒落になってない。しかも、冬には珍しい(?)躁状態。鬱と違って躁は本人の自覚がほぼ無い病態なので、周囲の忠告など耳も貸さず金を使いまくり。勘弁してくれよ。狂ってるのは、表現規制派だけで十分だっちゅーの……と思っていたら、飯島愛死亡のニュースが飛び込んできて、古くからの業界人が全員パニックに。飯島が鬱病だというのは以前から知っていたけど、現段階で死因が自殺なのか病死なのか分からないのでコメントできず。しかし、仮に自殺だとしたらあまりにもお約束の死に方なので、ちょっと言葉が出てこない。鬱病→クリスマス前に悪化→自殺なんて惨すぎる。
一方、私の方は×日に知人が開催しているゲイのねるとんパーティーの撮影を担当。16日、19日、23日にはSM系ポルノの撮影。また、その合間をぬってSM系の忘年会。そして政治活動用資料の閲覧と忙しい……って、やってることが去年と変わらないじゃないか! もう!
そうしたイベントの中でも、個人的に興味深かったのがゲイのねるとんパーティ。今回のパーティは会場が足の踏み場もないほど大盛況。にもかかわらず、参加者の大半は受け。つまり、男性の同性愛者の攻め受け比率はフィフティーフィフティーではなくて、受けの方が供給過剰なんです。
このことは以前から疑問に思っていたので、近くにいたスタッフに「ねるとん、受けの方が多いですよね? これって、このパーティーの特徴なんですか?(局地的な傾向なの?)」と尋ねると、「いや、受けが多くなるのは仕方ないですよ(ゲイ男性は基本的に受けが多いので、このようなパーティーが開催されたらどこでも受けの比率が高くなる)」という返答が戻ってきた。
この話の面白いところは、攻め受けの比率が受け側に高いという現象が、同性愛者だけでなく異性愛者にもSMにも当てはまるので、性的嗜好にそれほど差がないという点にある。つまり、どこも攻め役が不足しているのだ。理由に関しては、よく分からない。
たとえば、SMなんかだとこの傾向は目に見えて分かり易い。S役をこなそうと思ったら、一定水準以上の技術と性行為に関する理解力を要求されるので、20代前半の頃に「俺はサディストだ!」と主張していた男性が、年齢を経るごとに脱落していく、いわゆる「なんちゃってS」現象が発生する。これは、SMプレイにおいてプレイの進行と技術水準の維持が、基本的にS側の責任という暗黙の了解があるため、いくら「俺はサドだ」と言っても、その水準に達していない男性は周囲からスポイルされてしまう過程で発生する。
しかも、恐ろしいことに、これは既に「サディスト」として周囲から承認されている人間にも容赦なく降りかかってきたりする。つまり、広い意味でセックスの技術というのは年を追うごとに高度になっていくため、うかうかしていると、それまで高度だと思われていたテクニックが普遍化してしまい、いつの間にか「普通」になっていたりするのだ。
同様に技術の不必要なまでのインフレーションが進んでいるのがAV業界で、一部の男優がどんどん技術やフィジカル面での高度化を推し進めた結果、もはや素人が見ただけでは一体何が起こっているのか理解できないようなシーンが散見されるようになってきた。
来年は、諸事情により実写AVへの関与が高まる可能性があるので、本年よりもさらに私の技術水準を上げざるを得ない。とりあえず、今年は一本鞭、電気責めに関する新技術習得という成果があったけど、来年はどういう方向にテクニックを磨くかは未定。いずれにせよ、攻め役は研鑽が必要だよね。うん。
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