王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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【宣伝】 『本当はやってはいけない刑罰マニュアル』発売
本日から新作『本当はやってはいけない刑罰マニュアル』が発売になります。本書は刑罰の定義から始まって、個別の刑罰の解説に流れるという構成で、約27種類の刑罰について解説をした書籍ということになるんですが、正直言って疲れました。
原因は主に2つ有ります。
1つは資料の多さ。刑罰に関しては、法制史の一環として大量の研究が既に成されていることは知っていましたし、だからこの仕事がキツイのは最初から判っていたんですが、作業に取りかかる前に思っていた程度には資料が多くて辟易しました。
もう1つはラテン語。ヨーロッパの刑罰史について調査をする時、ローマ法を理解するためにラテン語が必須なのは分かっていたというか、だからこの仕事には触れたくなかったんですが、案の定もの凄く苦しめられました。
といっても、仕事を始める前段階で、この点についても予想はできていたので、共著者の中西君に古代ローマがらみの刑罰の調査と執筆をお願いして(餓死刑、十分の一刑、沼沢地に沈める、プロスクリプティオ、ヘリオガバルスの薔薇などが彼の担当)、私は近代から現代の刑罰について資料を集めていたんですが、それでも完全にローマ法の影響から抜け出すことは困難で、ほんの少し自分でも調べる羽目になったんですが……もうお腹いっぱいですね。
「俺は法制史のことなど完璧に判っている」などと夜郎自大にならなくて良かったヨ……。
さて、本書の特徴ですが、情報的にヨーロッパの刑罰史と中国、日本の刑罰史を並列で紹介している点が比較的目新しいと思います。ただし、その分だけ情報量が圧倒的に増えてしまったので、27種類しか紹介できないという事態になりました。言い訳はしない。
そんな感じで、刑罰史に興味のある方は是非。ただし、イラストがリョナ系なので、グロテスクな表現が苦手な方は避けてください。イラストを見ただけで発狂する人がいたのにはビックリです。嫌いなモノは見なくて良いのに。
原因は主に2つ有ります。
1つは資料の多さ。刑罰に関しては、法制史の一環として大量の研究が既に成されていることは知っていましたし、だからこの仕事がキツイのは最初から判っていたんですが、作業に取りかかる前に思っていた程度には資料が多くて辟易しました。
もう1つはラテン語。ヨーロッパの刑罰史について調査をする時、ローマ法を理解するためにラテン語が必須なのは分かっていたというか、だからこの仕事には触れたくなかったんですが、案の定もの凄く苦しめられました。
といっても、仕事を始める前段階で、この点についても予想はできていたので、共著者の中西君に古代ローマがらみの刑罰の調査と執筆をお願いして(餓死刑、十分の一刑、沼沢地に沈める、プロスクリプティオ、ヘリオガバルスの薔薇などが彼の担当)、私は近代から現代の刑罰について資料を集めていたんですが、それでも完全にローマ法の影響から抜け出すことは困難で、ほんの少し自分でも調べる羽目になったんですが……もうお腹いっぱいですね。
「俺は法制史のことなど完璧に判っている」などと夜郎自大にならなくて良かったヨ……。
さて、本書の特徴ですが、情報的にヨーロッパの刑罰史と中国、日本の刑罰史を並列で紹介している点が比較的目新しいと思います。ただし、その分だけ情報量が圧倒的に増えてしまったので、27種類しか紹介できないという事態になりました。言い訳はしない。
そんな感じで、刑罰史に興味のある方は是非。ただし、イラストがリョナ系なので、グロテスクな表現が苦手な方は避けてください。イラストを見ただけで発狂する人がいたのにはビックリです。嫌いなモノは見なくて良いのに。
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