王様を欲しがったカエル

　喘息の原因（の１つ）が判明。解熱剤の副作用。ただちに使用を中止すると、喘息の症状が目に見えて改善される。ただし、これだと非ピリン系の解熱剤しか使用できないので、喉の炎症があまり改善しない。痛し痒しではあるが、喘息で寿命を縮めるよりは１０００倍ほどマシだと割り切ることにする。私が子供の頃は世間の喘息に対する見識が低かったので、２～３人の知人がこれで夭逝している。あれがどれだけ苦しくて悲惨な死に方かは目の当たりにしている（咳をするのにエネルギーを吸い取られるからあばらが浮き出てきたあげくに、咳の衝撃で心臓や胸部の筋肉に強いダメージを受けて死ぬ）から、咳のしすぎで心臓に負担がかかって死ぬのは絶対にお断りだ。

　金曜日は新雑誌の打ち合わせに出席して、２人のライター氏を出版者に紹介。打ち合わせ終了後は写真撮影に従事して、難関だと思われたシーンの撮影に成功。これで、だいぶん肩の荷が下りた。翌日の土曜は、日曜日の撮影に向けての最終調整。日曜日には実写系の撮影。

　本日はまったりモードで行こうと思ったのだが、雑誌の諸経費を算出するのと、そろそろ表紙の発注も含めた全体のレイアウト決定のために、結局深夜過ぎまで労働。またしても、仕事の内容が錯綜してきたのでプライオリティを整理。表紙の発注とシナリオの推敲の優先順位が高いことが判明。

　喘息さえなければ、いい感じで心のエンジンがかかってきている。後は空回りをしないように、注意しながら作業を進行させていくだけ……と思っていたら、例の『教育再生会議』の第二次報告書に『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』のレポートが引用されたとの報告が入る。

　まあ、これは想定内のアクションだし、『バーチャル～』を設立した元生安部長の竹花豊が自民党と太いパイプを持っていたことの証左だから、却って事態が単純化したのは目出度い。これで、今年度の政治的な目標が「参院選で自民党に勝たせないこと」に絞れるからだ。幸い、安倍晋三は村山富市以来のツカンポ首相だから、案外、自民党の議席を減らせるかもしれない。

　どんなに人格が優れ、見識があったとしても、ツキのない人間がリーダーになると組織は大きなダメージを被る……という法則通りに事態が進行してくれると嬉しいね。