王様を欲しがったカエル

　すいません。都条例の一件に関しては、ノロウィルスにかかったのと撮影が重なったお陰で出遅れました。日記を検索したら、去年の１月２５日にもノロウィルスにかかってますね。というか、毎年、この時期になると感染しているような……何故だ？

　で、その間にこれまで集めた恋愛本の整理をやって、著作の修正も始めたわけなんですが、最初に構想していた全年齢向けの恋愛本のために調べていたことで、どうしても気になっていることがあるので、ちょいと書いておきます。

　それは、外見から対人関係能力の得手不得手を見分ける方法で、アスペルガー症候群に関する論文を調査していた時に偶然発見したものです。

　この論文によると、アスペルガー症候群にカテゴライズされる人や、理数系が得意で対人関係が苦手な人は、左手の薬指が人差し指よりも長いという身体的特性が、統計学的に優位に見られるというんです。

　この判断方法が正しいとすれば、自分の左手の指の長さを測るだけで対人関係の得手不得手がある程度予測可能なわけで、こりゃ便利だわい……と思ったのもつかの間、私は遺伝子学についての専門知識が皆無なので、この説が正しいかどうかの判断がつきません。

　取り合えず元ネタを調べた結果、ジョン・マニングという科学者の書いた『二本指の法則―あなたの健康状態からセックスまでを語る秘密の数字』が出てきたんですが、これを読んでも遺伝との関連は不透明。結局、統計学的にこうなる傾向が高い……以上のことは分からないんですよね。

　ただ、恋愛本ならそこまでの検証は必要ないだろうし、むしろ実感として「ホントにそんなことあるのかよ？」という気持ちが強かったので、周囲の理系人間とアスペルガー症候群の知人に手の指を見せてもらったら……本当に全員の左手の薬指が人差し指より長くてビックリしました。余談ですが、私の左手の薬指は、人差し指よりもやや短いぐらいだったので、理数系向きじゃないって事になります。

　最後になりますが、マニングの著作に関する書評は、このブログがまとまっています。興味のある方はどうぞ。