王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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先日からアルファ版のプレイを開始することで、事実上4回目の推敲に突入。1つめのエンディングまでプレイを終了し、演出上の問題点と誤字脱字をメモしていく。平行して、各シーンに合わせた音楽の指定も。
サブディレクターは6月15日までにベータ版の検証が終わっていないとマズイと言っているが、どう日程計算をしてもベータ版の完成は6月13日か14日が妥当で、15日までの検証は不可能。そもそも、最初に予定していたアルファ版の完成が5日もずれ込んでいるんだから、ベータ版の検証でスケジュールの帳尻が合うはずないよ。
本日もアルファ版の検証を継続。ハードコピーしたシナリオを読むのと違って、どうしても時間がかかる。ストーリーが3分の2程度まで進行した段階でギブアップ。
で、この忙しい時期を狙っていたかのように、毎日新聞の『ネット社会取材班』が児童ポルノの単純規制を求めるでっち上げ記事をあげてくる。この記事で規制論者として紹介されているのは、ポルノを見ると女性をレイプしたくなる、という珍妙な主張を繰り返すAPPの中里見博、日本ユニセフの皮を被ったキリスト教矯風会、普通のユニセフ、誌面では名称が公表されなかったアメリカの政府高官、そして規制利権を狙う警察庁といういつものメンツ。
Зона板で既に指摘されているが、毎日新聞の記者が凄いのは、自社で
◆ネットで被害が一層深刻化している児童ポルノについて所持禁止も含めて罰則を強化するべきだと思いますか
というアンケートを行い、その結果が
YES 23%
NO 76%
と出ているにもかかわらず、
ネット上にはんらんし続ける児童ポルノに、日本はどう対処すべきなのか。この問題を取り上げた連載「ネット君臨」には、罰則の強化を求める読者の声が多数寄せられている。
と臆面もなく嘘を書き連ねる性根にある。もっとも、毎日新聞社は以前から東京都の不健全図書指定のメンバーに、自社の論説委員を送り込んでいるぐらいだから、昔から表現の自由などどうでもいいというスタンスは変わらない。正確には、自社とその関係者だけには、表現の自由を保証して欲しいといった感じだろう。
日本においてリベラルを自称する人間は、一般的に自由に対する関心が薄く、むしろ警察が理想とする相互監視社会・密告社会を賞賛するという傾向がある。だから、自社の論説委員が表現を抑圧するために設置された行政の委員会に関与していることを、少しも疑問に思わない。
そして、彼らが執拗にネットのネガティブな面をあげつらおうとする動機は、「自分たちが世論を動かすのだ」という選民思想があるためで、この選民思想に裏打ちされた既得権益が、ネットの拡充によって侵害されていると感じる被害妄想、及びに嫉妬の感情だろう。これがなければ、警察という表現の自由とは真っ向から対立する行政組織と連携して記事を書くという行為そのものが説明できない。もちろん、本人達は「自分たちが世論をリードすることによって、治安の悪化を食い止める一翼を担っている」という気持ちなのだろう。
個人的には、毎日新聞社には、是非とも「僕たちの会社は東京都に論説委員を送って、不健全図書の摘発に協力していマース」と大々的にアピールして欲しいものである。まあ、本人達がアピールしない場合は私がアピールするから、それほど結果に違いはないけどね。
サブディレクターは6月15日までにベータ版の検証が終わっていないとマズイと言っているが、どう日程計算をしてもベータ版の完成は6月13日か14日が妥当で、15日までの検証は不可能。そもそも、最初に予定していたアルファ版の完成が5日もずれ込んでいるんだから、ベータ版の検証でスケジュールの帳尻が合うはずないよ。
本日もアルファ版の検証を継続。ハードコピーしたシナリオを読むのと違って、どうしても時間がかかる。ストーリーが3分の2程度まで進行した段階でギブアップ。
で、この忙しい時期を狙っていたかのように、毎日新聞の『ネット社会取材班』が児童ポルノの単純規制を求めるでっち上げ記事をあげてくる。この記事で規制論者として紹介されているのは、ポルノを見ると女性をレイプしたくなる、という珍妙な主張を繰り返すAPPの中里見博、日本ユニセフの皮を被ったキリスト教矯風会、普通のユニセフ、誌面では名称が公表されなかったアメリカの政府高官、そして規制利権を狙う警察庁といういつものメンツ。
Зона板で既に指摘されているが、毎日新聞の記者が凄いのは、自社で
◆ネットで被害が一層深刻化している児童ポルノについて所持禁止も含めて罰則を強化するべきだと思いますか
というアンケートを行い、その結果が
YES 23%
NO 76%
と出ているにもかかわらず、
ネット上にはんらんし続ける児童ポルノに、日本はどう対処すべきなのか。この問題を取り上げた連載「ネット君臨」には、罰則の強化を求める読者の声が多数寄せられている。
と臆面もなく嘘を書き連ねる性根にある。もっとも、毎日新聞社は以前から東京都の不健全図書指定のメンバーに、自社の論説委員を送り込んでいるぐらいだから、昔から表現の自由などどうでもいいというスタンスは変わらない。正確には、自社とその関係者だけには、表現の自由を保証して欲しいといった感じだろう。
日本においてリベラルを自称する人間は、一般的に自由に対する関心が薄く、むしろ警察が理想とする相互監視社会・密告社会を賞賛するという傾向がある。だから、自社の論説委員が表現を抑圧するために設置された行政の委員会に関与していることを、少しも疑問に思わない。
そして、彼らが執拗にネットのネガティブな面をあげつらおうとする動機は、「自分たちが世論を動かすのだ」という選民思想があるためで、この選民思想に裏打ちされた既得権益が、ネットの拡充によって侵害されていると感じる被害妄想、及びに嫉妬の感情だろう。これがなければ、警察という表現の自由とは真っ向から対立する行政組織と連携して記事を書くという行為そのものが説明できない。もちろん、本人達は「自分たちが世論をリードすることによって、治安の悪化を食い止める一翼を担っている」という気持ちなのだろう。
個人的には、毎日新聞社には、是非とも「僕たちの会社は東京都に論説委員を送って、不健全図書の摘発に協力していマース」と大々的にアピールして欲しいものである。まあ、本人達がアピールしない場合は私がアピールするから、それほど結果に違いはないけどね。
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[T2] 私的マニフェスト(10) ─各種表現規制問題─
├1-9.各種表現規制問題|├1-9-1.全ての分野において、表現を規制しないことを基本原則とする事。|├1-9-2.児童ポルノ禁止法で、保護する対象が明確に存在しない規制条文を完全に撤廃し、規制対象からも外す事。|├1-9-3.表現の規制が、犯罪発生率を上昇させる原因となる
- 2007-07-10
- 発信元 : 漆黒ノ軍皇
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