王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
デコイ・デコイ
- ジャンル : 政治・経済
- スレッドテーマ : 政治・経済・時事問題
ついに、1つのエンディングを除いてアルファ版の推敲が完了。現段階での修正箇所は約90。進行は予定通りで、明日の夜半までに各シナリオのタイトルを決定すれば、ベータ版が完成するはずである。
問題は未だに撮影が終了していない背景が10枚弱ほど残されていることで、早急に対処しないと致命傷になりかねない。特に難易度の高い写真が1枚含まれているのが気にかかる。
また、アルファ版の制作と平行して、毎日新聞社に反撃するための対抗言説の構築も行う。毎日の記事に触発される形で、他の雑誌にも児童ポルノ問題に関するデマゴーグが掲載される危険性が出てきたからだ。
このような状況が生じているのは、毎日新聞社と規制推進派の一部が、児童ポルノ禁止法の改正時期である今年度の6月、つまり今月を規制推進キャンペーンとして事前に(あるいは即興で)計画を立案していたことの証左である。ただし、相手の動向はこちらも早くから察しがついていたので、不意打ちを食らったという衝撃はない。そして、事前に予測できる攻撃には、準備期間をたっぷり使った反撃が可能であるし、また既に武器は用意されてある。
だから、私に残っている懸案は、私の代わりに規制推進派の圧力を引き受けてくれるデコイを、どうやって××するかだけである。チェスや将棋をするように、数手先を推測しつつ、一見すると何の関係もないような行動を採らねばならない。理想は、規制推進派にも反対派にも、私が素っ頓狂で意味がなく、自己顕示欲丸出しの非力な馬鹿に見えることだが、妄想力の強い連中だから、勝手にそう解釈してくれるに違いない。
一番大切なことは、相手に無駄な金や労力や時間を使わせることで、ひたすら空回りを繰り返して貰うことである。オタクの中には対他関係に対して極端に臆病な人間が一定以上含まれていて、規制推進派と対話が成立する(あるいは、言説でやりこめることができる)と妄想していたり、またその反対に恐怖心が裏返った結果として、規制推進派を物理的に消滅させたいと主張しているが、どっちもあり得ない話でしかない。
規制推進派が活動を続けている動機は歪んだ正義感であり、これを説得したり買収することは難しい。このことが分かっていないオタクが、三国志演義よろしく群雄割拠の古代世界における情報戦(のようなもの)を妄想し、自己の言説によって次々と味方が現れたり、あるいは敵が内部崩壊を起こすという夢を見る。
この点において、残念ながらオタクは規制推進派に遙かに劣る。一定以上の言論の自由を保障された社会において、特定の言説を選択するのは個人の自由であり、この自由がないと主張するのは、他者に対する侮辱と同義であるという、単純な事実が認識できないのだ。
規制推進派は強制されて規制運動を行っているのではない。その大部分は自ら志願して規制推進運動に身を投じているのだ。そして、志願兵というのは特殊な事情が発生しない限り、傭兵や奴隷兵と異なり最後の一人になっても戦いを止めることはない。
また、こうした志願兵は敵に対して一切の斟酌をしない。つまり、オタクがどうなろうが知ったことがない=説得すれば相手(この場合はオタク)が理解して味方になってくれるかもしれないという淡い期待など抱いていないので、「オタクにも納得のできる説明」を最後までする可能性がない。これに対して、相手に説明を求めたり、あるいは対話を試みようとすることが、どれだけ無意味かを強調する必要はないだろう。
規制推進派を古代人と同列に扱うメンタリティを私は理解することができない。我々が近代人であるのと同じように、相手も近代人なのだ。ただし、科学的・統計学的・歴史学的な合理性には著しく欠ける。
問題は未だに撮影が終了していない背景が10枚弱ほど残されていることで、早急に対処しないと致命傷になりかねない。特に難易度の高い写真が1枚含まれているのが気にかかる。
また、アルファ版の制作と平行して、毎日新聞社に反撃するための対抗言説の構築も行う。毎日の記事に触発される形で、他の雑誌にも児童ポルノ問題に関するデマゴーグが掲載される危険性が出てきたからだ。
このような状況が生じているのは、毎日新聞社と規制推進派の一部が、児童ポルノ禁止法の改正時期である今年度の6月、つまり今月を規制推進キャンペーンとして事前に(あるいは即興で)計画を立案していたことの証左である。ただし、相手の動向はこちらも早くから察しがついていたので、不意打ちを食らったという衝撃はない。そして、事前に予測できる攻撃には、準備期間をたっぷり使った反撃が可能であるし、また既に武器は用意されてある。
だから、私に残っている懸案は、私の代わりに規制推進派の圧力を引き受けてくれるデコイを、どうやって××するかだけである。チェスや将棋をするように、数手先を推測しつつ、一見すると何の関係もないような行動を採らねばならない。理想は、規制推進派にも反対派にも、私が素っ頓狂で意味がなく、自己顕示欲丸出しの非力な馬鹿に見えることだが、妄想力の強い連中だから、勝手にそう解釈してくれるに違いない。
一番大切なことは、相手に無駄な金や労力や時間を使わせることで、ひたすら空回りを繰り返して貰うことである。オタクの中には対他関係に対して極端に臆病な人間が一定以上含まれていて、規制推進派と対話が成立する(あるいは、言説でやりこめることができる)と妄想していたり、またその反対に恐怖心が裏返った結果として、規制推進派を物理的に消滅させたいと主張しているが、どっちもあり得ない話でしかない。
規制推進派が活動を続けている動機は歪んだ正義感であり、これを説得したり買収することは難しい。このことが分かっていないオタクが、三国志演義よろしく群雄割拠の古代世界における情報戦(のようなもの)を妄想し、自己の言説によって次々と味方が現れたり、あるいは敵が内部崩壊を起こすという夢を見る。
この点において、残念ながらオタクは規制推進派に遙かに劣る。一定以上の言論の自由を保障された社会において、特定の言説を選択するのは個人の自由であり、この自由がないと主張するのは、他者に対する侮辱と同義であるという、単純な事実が認識できないのだ。
規制推進派は強制されて規制運動を行っているのではない。その大部分は自ら志願して規制推進運動に身を投じているのだ。そして、志願兵というのは特殊な事情が発生しない限り、傭兵や奴隷兵と異なり最後の一人になっても戦いを止めることはない。
また、こうした志願兵は敵に対して一切の斟酌をしない。つまり、オタクがどうなろうが知ったことがない=説得すれば相手(この場合はオタク)が理解して味方になってくれるかもしれないという淡い期待など抱いていないので、「オタクにも納得のできる説明」を最後までする可能性がない。これに対して、相手に説明を求めたり、あるいは対話を試みようとすることが、どれだけ無意味かを強調する必要はないだろう。
規制推進派を古代人と同列に扱うメンタリティを私は理解することができない。我々が近代人であるのと同じように、相手も近代人なのだ。ただし、科学的・統計学的・歴史学的な合理性には著しく欠ける。
0件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog.2nt.com/tb.php/31-5bf5eac2
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)