王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
07/20のツイートまとめ
- toriyamazine
(5)しかも、前にもツイートしたマイクル・カンデルと比較すると文学的素養は薄いため、この「整合間の無さ」は作品のテイストを破壊的なものにしてしまっている。にもかかわらず「まあ、良いか」と読者に思わせるんだから、この人はある意味で得だよなあ。んんー……。
07-20 05:08(4)この変な部分がどこから出ているかというと、既に複数の人達によって指摘されているように、ラッカーの作品はアイデアは数学的なのに、ストーリーは私小説という、本来は全く噛み合わない要素を噛み合わないままに繋げてしまっているところで生じるアシッド感が原因なのだ。
07-20 05:06(3)……この本を読まないという暴挙に出たため、サイバーパンク的な図像「だけ」が延々と使い回される悲惨な結果になったのでした。まあ、何で読まないのかも分かるので、批判する気は起こらない。本当に変な作家なのだ。
07-20 05:04(2)個人的に一番好きなのは『空洞地球』で、エドガー・アラン・ポーの作品を分解・再編成しつつ、古い冒険譚を上手く再現していて……と非常に凝った作品。次に好きなのが『ハッカーと蟻』で、当時は「これでサイバーパンクもオシマイかなあ」と思ったら、肝心のサイバーパンクファンが……
07-20 05:00(1)ぼーっとしつつ、ルーディ・ラッカーを再読。私にとってラッカーの作品は凄く微妙で、影響は全く受けていないんだけど、やりたいことが何となく分かってしまって困るという感じ。しかも、恐ろしいことに彼の邦訳小説は何だかんだいって全部読んでしまっているのだ。理由は分からない。
07-20 04:47
0件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog.2nt.com/tb.php/425-569f8daf
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)