王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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01/04のツイートまとめ
- toriyamazine
ちなみに、性的強迫観念を表現の度合いでカテゴライズすると、(1)性的表現は一切ダメ、(2)ミニスカ、パンチラ程度ならOK、(3)性器描写がなければOK、(4)本番が無いと嫌だ、(5)アブノーマルなプレイをしていないと嫌だ、の5段階ぐらいに分類できる。
01-04 07:41都条例改正案の議論が、案の定「不愉快だから見せるな」になってきて、しかも主張者が広義のロリコンに多いという想定通りの展開なので面白くてしょうがない。人間の性的強迫観念は簡単に変えられないんだから仕方ないけど、何もここまでシミュレーション通りにならなくても良いんじゃないかな?
01-04 07:38(6)ところが、こうした指導を受けたか、あるいは見込みがないから放置された作家の中に「オリジナリティなんてない」と言い出す奴がいて、まあ、誰とは言わないけど「痛いから止めろ。それは、単に君が練習してこなかった結果に過ぎないから」という気持ちにさせてくれるわけだ。ねぇ。
01-04 04:57(5)だから、ちゃんとした編集者は練習すればモノになりそうだが、超絶技巧まではほど遠い、というレベルの作家志望に対しては「オリジナリティなんか捨てなさい。読者が喜ぶ作品を書きなさい」と説諭する。当たり前の話で、特に詳細な説明は不用だろう。練習しない奴が悪いのだ。
01-04 04:53
(4)つまり、ほとんどの作家は主人公の視点では見えない物や、もっと多いが聞こえない音を書いてしまうので、最後には私が校閲係として入る事になる。ただし、この頻度があまりにも高い場合は、わざと投げ出して「オリジナリティ」として処理してしまう。これが「オリジナリティ」が誕生する瞬間だ。
01-04 04:46(3)情景描写は筋書きとは直接関係がないので、プロの作家でもほとんどが練習をしていない。だから、たいていの商業作品は情景描写や行動描写に瑕疵がある。一人称で書かれた作品の場合、この傾向はいよいよ強くなる。私が編集をしていて、一人称作品が校正のレベルで済んだ事は一度もない。
01-04 04:42(2)むしろ、オリジナリティという意味では、基礎的な技術すら欠損している作り手の方が、よりオリジナリティが「出てしまう」ケースすら散見される。小説だと黒岩涙香からラノベまで延々と続く「情景描写をするだけの文章技術力がないので、延々と同じ事を繰り返し書く」なんかはその典型だ。
01-04 04:39(1)で、前に書いたオリジナリティの問題なんだけど、これはクリエーターですらよく勘違いをするのだが、実はアイデアよりもテクニックに依存する面が大きい。文章にしても音楽にしても絵にしてもそうだが、平凡な技術しかなければオリジナリティは出せない。当たり前の話なんだが頻繁に失念される。
01-04 04:36ようやっと著者推敲の第4回目が終了。これで、文章的にはお金取って良いレベルになった。後は編集さんと打ち合わせをして、ディティールを煮詰めていけばクオリティ的には問題のない作品が仕上がると思う。
01-04 04:32
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