王様を欲しがったカエル

　ようやっと精神的に復調。その間にガタが来ていた肉体にメンテナンス。参ったのは、政治活動中に発生したアトピーを治療すべくアレロックの服用を開始したことで、とにかく眠くて眠くて仕方がない。ちょっと気を抜くとすぐに失神してしまう。まあ、眠気に関しては同様の効果があるセレスタミンよりはマシなので、ある程度は我慢するしかないけど、さすがに朝方からの服用は無理ですわい。仕事が全然進まなくなっちゃう。

　それはさておき、このブログのリンク先である、『macska dot org』から、『腐男子じゃないけど、ゲイじゃない』に飛んで、そこから更に、『押して、押して、押し倒されろ！』というブログに飛んで内容を読んだら、「異性愛者へ12の質問」というのがあったので、興味深く解答をさせて頂いた。質問の趣旨に関しては、先述した３つのブログで確認をして頂きたい。

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「異性愛者へ12の質問」

1.あなたの異性愛の原因はなんだと思いますか？
Ａ：特に異性愛者であると自覚したことはない。性行為を伴わなければ、無機物（文章や絵や写真）でもオッケーだし、女装した男性でもオッケーである。また、女性でも「願い下げ」というタイプもいるので、そもそも異性愛、同性愛というカテゴライズ自身が間違っているのではないか？　大事なのは自分の好みの範疇に相手が含まれているかどうかであって、生物学的な性別にそれほど関係があるようには思えない。

2.自分が異性愛なのだと初めて判断したのはいつですか？　どのようにですか？
Ａ：特に異性愛者であるという自覚はないが、セックスとＳＭが上達してからは、そちらの方向に資質のある女性とお付き合いすることは好きになった。逆に言えば、セックスが嫌い、セックスで感じられるほど性的に成熟していない、という女性は生物学的に女性であっても性欲の対象外となる。顔が可愛い、スタイルが良いという理由だけであれば、文章、絵、写真で十分であって、身体接触を伴う行為に必要性を感じない。従って、異性愛者と言っても相手の顔やスタイル「だけ」にこだわるタイプや、小児性愛者などは、性欲の有り様を論理的には理解できても共感することはできない。

3.異性愛は、あなたの発達の一段階ではないですか？
Ａ：発達に「学習」の意味も含まれるのであればもちろんイエスである。生物学的に男性として生まれたからと言って、「男」になれるとは限らない。「男」になるためには、幼少期から訓練を積む必要があり、またその訓練は多岐にわたるため、ある状況下では「男らしい」振る舞いができても、別の状況下では「男らしく振る舞えない」というシチュエーションは頻繁に発生しうる。また、別の習慣を持つ社会で、身につけた「男らしさ」が承認されるとも限らない。少なくとも私が確認した範囲では、関西や九州での「男らしさ」と関東での「男らしさ」の定義は大きく異なり、代替が簡単にきかない。

4.異性愛なのは、同性を恐れているからではないですか？
Ａ：質問の意味が理解不能。怖い異性も多数存在するし、私に限ってはむしろ怖い面がないと魅力を感じない。

5.一度も同性とセックスをしたことがないなら、なぜ、異性とのセックスの方がよいと決められるのですか？あなたは単に、よい同性愛の経験がないだけなのではないですか？
Ａ：関係がない。異性愛者の男性の中には性的に「ハズレ」の女ばかり掴まされた結果、性行為よりもマスターベーションの方が良いという結論に到達している者が相当数存在する。また、異性愛者の男性の中には、童貞で生涯を終える者が１割未満の確率で存在すると言われている。つまり、異性か同性かという点に関して、性嗜好と実体験としてのセックスには、それほど大きな関連性はないと思われる。
　仮に異性愛における性行為の方が、同性愛における性行為よりもよいと断定をするためには、それなりの資質を持った異性とセックスをする必要があると思われるが、そもそもセックスが上手な女性が生物学的な女性の中で、どの程度の割合で存在するかは不明であり、その反対にセックスが上手な男性が、生物学的な男性の中でどの程度の割合で存在するかは、私が知っている限りではそれほど多くない。つまり、大抵の男性は早漏で下手だ。

6.誰かに異性愛者であることを告白したことがありますか？　その時の相手の反応はどうでしたか？
Ａ：しょっちゅう告白しているが、反応は相手の性嗜好によって大きく違う。たとえば、異性愛者でも小児性愛者や処女好きとはまったく話が噛み合わない。私は性的な資質が優れている女性と付き合いたいのであって、わざわざ下手であることがほぼ確定している相手と付き合いたがる人間の気持ちには共感できない。これは、相手も同様だろう。

7.異性愛は、他人にかかわらない限り、不愉快なものではありません。それなのに、なぜ多くの異性愛者は、他人をも異性愛に引き込もうと誘惑しようとするのでしょうか？
Ａ：異性愛が大事だと説いている知人が周辺にほとんどいないので、質問の趣旨が理解できない。そもそも、私とセックス談義をしたがる男性がそれほどいない。セックスが下手なくせに「男とは……」などと偉そうなことを言ったら、私からケチョンケチョンにやられることが知れ渡ってしまったからだ。

8.子供に対する性的犯罪者の多くが異性愛者です。あなたは自分の子供を異性愛者（特に教師）と接触させることを安全だと思いますか？
Ａ：安全ではないので、周囲が注意をしている必要がある。子供を狙った性犯罪者の多くは知的障害者、あるいは精神病患者で、自制心が働かないか、あるいはそうした脳の機能が欠損しているのだから当然の処置だ。特に教師、塾講師、未成年者に関わる可能性の高い公務員やボランティア、未成年者が勤務可能なアルバイト先の店長などは監視の対象としておいた方が無難である。

9.異性愛者はなぜあんなにあからさまで、いつでも彼らの性的志向（仁注：これは嗜好の間違いでは？）を見せびらかすのでしょうか？なぜ彼らは普通に生活することができず、公衆の面前でキスしたり、結婚指輪をはめるなどして、異性愛者であることを見せびらかすのでしょうか？
Ａ：他者承認を求めている場合と、他人がどうでも良い場合があるので、シチュエーション単体から判断することは難しい。同じ行為をしているからと言って、同じ意味があるとは限らない。同性愛も同様ではないか？

10.男と女というのは肉体的にも精神的にも明らかに異なっているのに、あなたはそのような相手と本当に満足いく関係が結べますか？
Ａ：性差よりも個体差の方が大きいので、質問そのものが間違っている。たとえば、セックスに興味のない女性が「女」と言えるのか、ということだ。そういうタイプの女性と付き合うのであれば「お友達」で十分だろう。

11.異性愛の婚姻は、完全な社会のサポートが受けられるにもかかわらず、今日では、一年間に結婚する夫婦の半分がやがて離婚するといわれています。なぜ異性愛の関係というのは、こんなにうまくいかないのでしょうか。
Ａ：大半の女性や男性は、現実には性的な能力が優れていないのだから、むしろこの数値は低いと言える。社会的な制約が弱くなり、女性の社会進出が進めば、婚姻率は今後も低下の一途を辿るはずである。

12.このように、異性愛が直面している問題を考えるにつき、あなたは自分の子供に異性愛になってほしいと思いますか？セラピーで彼らを変えるべきだとは思いませんか？
Ａ：同性愛者でも、異性愛者でも子供は子供で愛情が変わるとは思えないので、セラピーの必要性は感じない。ただし、実体験もせずに分かったような事を言い出したり、抽象概念に拘泥したり、単純な一元論や二元論に固執しだしたら、親の責任で精神科に連れて行く。他人様に迷惑だし、人生の時間を無駄に浪費することになるからだ。

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　ちなみに、この質問に回答していた間にリピートで流していた曲はこれ。「社会が悪い」と主張する人間が来たら、必ずリピートで流してやるようにしているんだけど、彼らの大半が大人しくなるという優れもの。いい加減に、社会とか日本とか、男とか女とか、そういう抽象概念を悪玉にするの、止められないんですかね？　それ、ただの『認知の歪み』だからさ。何かが悪い時には、必ず具体的に何か悪い点があるんだよ。たとえば、頭の調子とか。