王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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ようやくインフルエンザの魔手から逃れ、一時は40度越えまでした熱が下がったものの、勤労意欲も一緒に低下。「服でも買おう」と思い立ち、おフランス系のサイケデリック・トランスレーベルTURBO TRANCEレコードがやっているブランド、TURBO WEARのジャケットを購入。ワーキングウェアをベースにしたテクノ・トランス系の服は、とにかくポケットが大量に付いている(理由は秘密だ)ので、一度味を覚えてしまうとなかなか抜けられない。ただ、TURBO WEARのデザインは、トランスと民族衣装を合体させようとして大失敗している(いかにもフランス人らしいでしょ?)ので意識的に避けてきたんだけど、今回はフロントにカンガルーのような巨大ポケットがついていたのがツボにはまって購入。
そういえば、脱オタファッション指南にウェストポーチを外せっていうのがあったけど、ああいう半可通はこっち系のデザインについて(ファッション誌に載ってないから)何も知らないんだよな。『貴重品』をつけたまま踊るのに、サイドかウェストにポーチは必要なんだよ。知りもしないくせに偉そうなことを言いやがって、さっさと死ねよクソが。
で、服を買ってから仕事場に行ってだらだら作業をしていると、どちらかというと右よりの知人から連絡。話をしていると、昨年にオランダ下院が慰安婦問題で対日非難決議をした理由を「変だ変だ。何か陰謀がある」と言い出したので、「陰謀もへったくれもあるか。2006年のオランダ下院議会の選挙結果を見ろ」と順ギレ。
ちなみに、オランダ下院のニュースは以下の通り。
慰安婦で対日非難決議 オランダ下院、全会一致
【ブリュッセル9日共同】第2次大戦中の従軍慰安婦問題でオランダ下院本会議は9日までに、 日本政府の対応を非難し、元慰安婦の女性らへの謝罪、賠償などを求める決議案を全会一致で採択した。
同問題では米下院本会議が7月、日本政府に公式謝罪を求める決議を可決しており、日本への 不信感や怒りが米国だけでなく欧州にも募っていることを示した形だ。
8日夜に採択された決議は、日本政府に
(1)従軍慰安婦問題の全責任を認め、謝罪すること
(2)元慰安婦女性に損害賠償を行うこと-などを求めた。
また13日の本会議で、バルケネンデ首相らに今後の具体的な対日外交手段などに関する答弁を求めることも決めた。
発議者のファンバーレン議員は「安倍晋三前首相ら日本の政治家が問題を矮小化する動きを見せたことは容認できない」と述べた。
(共同/東京新聞 2007年11月10日 08時01分)
で、何でこのオランダの対日非難決議と、2006年の選挙に関係があるかというと、この記事を読むとよく分かる。以下がその抜粋。
二〇〇六年十一月二十二日に行われたオランダの下院選挙(百五十議席・比例代表制)で、バルケネンデ首相率いるキリスト教民主勢力(CDA)は議席を減らしながらも、四十一議席を獲得し第一党の座を確保した。連立与党の自由民主党(VVD)も議席を減らし二十二議席となった。これに対して、野党の側では労働党が十議席減の三十二議席であったのに対し、一九七二年に毛沢東主義者の党として出発し、毛沢東主義と決別した上で「社会主義のメッセージの近代化」を訴えてきた議会内最左派の社会党(SP)が、九議席から二十五議席へと大躍進し、CDA、労働党に次ぐ第三党の地位を占めることになった。
(以下略)
上記の記事を見て、「え? 毛沢東主義? 何でオランダで?」と思った人は正解。実はオランダ社会党は中国のカウンターインテリジェンスとして作られた政党なのです。
以下がその記事。
中国共産党に信頼されたオランダ・マルクス・レーニン主義者党は、諜報(ちょうほう)機関が作った“おとり政党”だった――。
オランダ北部フローニンゲン近くのホテルで、白髪交じりの紳士が1970年代を振り返る。元諜報機関幹部フリッツ・フクストラ氏(58)だ。
同氏は、守秘義務を破り、元諜報員として初の暴露本を昨秋出版し、物議を醸している。
同党は「毛沢東主義」を掲げて1969年に誕生。中国共産党のオランダ国内への浸透ぶりをつかむのが狙いだった。諜報員ピーター・ブーベ氏が「クリス・ピーターセン」の名で書記長におさまるなど、党中枢20人の半数は諜報員だった。本物の共産主義政党、オランダ共産党は指導者の独裁色が強く、かつ親ソ連派で、左翼・極左学生らに疎まれた。「親中派」のおとり政党はあっという間に支持を広げ、在ハーグ中国大使館の信頼を獲得した。これを知った米中央情報局(CIA)がニクソン米大統領(当時)の72年の電撃訪中の直前あたりから、オランダ当局に協力を求めてきた。
作戦は次第に中国の本音を探るものに変質していった。
「確か74年、ブーベは中国に招かれ、北京で毛沢東や周恩来と握手した。最高指導者の信頼を得た訳だ」とフクストラ氏。
中国はおとり政党に「多額の資金援助」までしていた。
(以下略)
(2005/3/10/00:51 読売新聞)
だから、2006年のオランダ下院の選挙結果を知っていると、2007年になってオランダ下院が慰安婦問題で対日批判決議案を全会一致で通した理由が陰謀どころじゃないことが分かってくるし、今の事態に驚きもしない。ただし、発議者のファンバーレンはオランダ自由民主党の党員なので、オランダ社会党が直接の発議者ではない。だが、非難決議成立までの経緯を考えると、同党が深く関与していたことは疑いようがない。
毛沢東主義は史上最悪の思想信条だ。これは、比喩表現ではなくこの思想によって殺された人間の数が世界最高であることに由来する。具体的にはカンボジアの大虐殺と中国の大躍進政策と文化大革命で、その総数はトルコ青年党のアルメニア人虐殺、ナチスのユダヤ人虐殺、レーニン・スターリン時代のロシア内戦、農民虐殺、大粛正の合計数よりも多い。
毛沢東主義が世界に広まったのは中ソ対立がきっかけで、具体的には1960年代中期から。1969年には中ソ国境紛争が起こり、これを端緒に中国は「敵の敵は味方」とばかりアメリカとの国交を深めていくのだが、これと平行して中国政府は西側各国の(ソ連よりの)共産党を切り崩す目的で大量のスパイを養成・派遣して宣撫工作に努めた。この時に既存の共産党の民主独裁制に嫌気が差していた左派支持の若年層や、マルクス経済学が理解できない程度に頭の悪い(一応、マルクス主義は経済学なので、高等数学が理解できないと本が読めましぇーん)連中が引っかかって現在に至る。だから、毛沢東主義の熱心な信奉者は、当時20代だった、つまり1940年代から50年代生まれの人間に多く(今なら50代から60代の人達ですね)、ついでに数学が苦手なヤツに多く、その大半は中国のスパイではない(今の中国政府は農村重視ではないから)。
日本における毛沢東主義を標榜する政治結社には、日本共産党左派、共産主義者同盟マルクス・レーニン主義派、緑の党などがあるが、日本と中国は古くから関係がある上に、近代以降は大アジア主義(黄色人種系レイシズムの一種で、黄色人種同士が結託して白人種に対抗しようという選民思想)の台頭があり、ソ連崩壊後は中国の政策が反米に移行したこともあり、どこまでが毛沢東主義の影響下にあるのかは明白ではない。だから、まるで悪い冗談ではあるが、日本では保守論壇の中にも毛沢東主義と類似した思想信条の持ち主がかなりの割合で存在する。
それでは、毛沢東主義とは一体何なのかというと………これが、あまりにも滅茶苦茶すぎてよく分からない。私自身の感想は、孫文の三民主義と、マルクス・レーニン主義と、毛沢東の唱えたゲリラ戦術の混合体のように見える。正直言って、毛沢東は大国の指導者としては下から数えた方が早いぐらい馬鹿(彼が小学校時代、三国志を史実だと言い張って教師と喧嘩をしたのは有名)なので、理論の一貫性など端から期待できないのだ。
で、敢えて無理矢理箇条書きにすると、
1)農本主義(都市住民は農民に服従しろ。何故なら、農民の数の方が多いから)
2)目的実現のためなら暴力もオッケー。
3)(1)の変形としての土着主義(外国人の好き勝手にさせるな)。
4)(2)の変形としての知識人排斥と実行主義重視。
になる。これらは、どれをとっても危険な思想だが、混ぜると更に危険になる。特に暴力容認と土着主義の混合、暴力容認と農本主義の混合は決定的で、これを許容すると自国に入ってきた外国人への暴力、農民の都市部住民への暴力がオッケーになってしまうし、実際に中国ではこの手の事件が頻繁に起きていた。
また、土着主義は外国人排斥運動や人種差別主義、反グローバリズム運動と、農本主義はエコロジー運動や、都市部を腐敗したソドム・ゴモラと見なすキリスト教系カルトと相性が良かったために、現在ではそれらとの混合も激しく、元から不明確な理念が更に拡散してしまっている。
しかし、雀百まで踊り忘れずか、南京大虐殺問題の時や従軍慰安婦問題の時には、必ず毛沢東主義者が出てきて中国側にたった発言をすることは、それ以外の左派の間では有名で、オランダの一件はこれに相当するわけだ。だから、相手に何を言ったって無駄だし、そもそもオランダの政局というのは昔から滅茶苦茶だから、白人だからといって安易に信用するんじゃねえよという説明をしていたら、相手が「でも、オランダ人にはカレル・ヴァン・ウォルフレンみたいな人もいるじゃないですか」と、更に私を怒らせる発言をしてきやがるので二重ギレ。
あのね、ウォルフレンのどこが政治的に信用できるのかというか、そもそも彼のどこが知的なのかね? 日本の権力構図がどうなっているのかなんて、昭和初期からの政策を時系列順に並べて行けば、馬鹿でも分かるだろ? このブログでもやってるけど、決定的なのは戦時経済の名称でドイツ・ソ連型の社会主義を導入したことなんだよ。それが分からない段階で、政治云々とか言うのは止めろよ。
というか、そんなに凄いオランダ人なら、とっくの昔に自国の滅茶苦茶な政党政治を変えられるだろ? せいぜい日本の人口の8分の1ぐらいしかない小国を、どうにもできない人間に何か有益なアドバイスができるとでも?
そういえば、脱オタファッション指南にウェストポーチを外せっていうのがあったけど、ああいう半可通はこっち系のデザインについて(ファッション誌に載ってないから)何も知らないんだよな。『貴重品』をつけたまま踊るのに、サイドかウェストにポーチは必要なんだよ。知りもしないくせに偉そうなことを言いやがって、さっさと死ねよクソが。
で、服を買ってから仕事場に行ってだらだら作業をしていると、どちらかというと右よりの知人から連絡。話をしていると、昨年にオランダ下院が慰安婦問題で対日非難決議をした理由を「変だ変だ。何か陰謀がある」と言い出したので、「陰謀もへったくれもあるか。2006年のオランダ下院議会の選挙結果を見ろ」と順ギレ。
ちなみに、オランダ下院のニュースは以下の通り。
慰安婦で対日非難決議 オランダ下院、全会一致
【ブリュッセル9日共同】第2次大戦中の従軍慰安婦問題でオランダ下院本会議は9日までに、 日本政府の対応を非難し、元慰安婦の女性らへの謝罪、賠償などを求める決議案を全会一致で採択した。
同問題では米下院本会議が7月、日本政府に公式謝罪を求める決議を可決しており、日本への 不信感や怒りが米国だけでなく欧州にも募っていることを示した形だ。
8日夜に採択された決議は、日本政府に
(1)従軍慰安婦問題の全責任を認め、謝罪すること
(2)元慰安婦女性に損害賠償を行うこと-などを求めた。
また13日の本会議で、バルケネンデ首相らに今後の具体的な対日外交手段などに関する答弁を求めることも決めた。
発議者のファンバーレン議員は「安倍晋三前首相ら日本の政治家が問題を矮小化する動きを見せたことは容認できない」と述べた。
(共同/東京新聞 2007年11月10日 08時01分)
で、何でこのオランダの対日非難決議と、2006年の選挙に関係があるかというと、この記事を読むとよく分かる。以下がその抜粋。
二〇〇六年十一月二十二日に行われたオランダの下院選挙(百五十議席・比例代表制)で、バルケネンデ首相率いるキリスト教民主勢力(CDA)は議席を減らしながらも、四十一議席を獲得し第一党の座を確保した。連立与党の自由民主党(VVD)も議席を減らし二十二議席となった。これに対して、野党の側では労働党が十議席減の三十二議席であったのに対し、一九七二年に毛沢東主義者の党として出発し、毛沢東主義と決別した上で「社会主義のメッセージの近代化」を訴えてきた議会内最左派の社会党(SP)が、九議席から二十五議席へと大躍進し、CDA、労働党に次ぐ第三党の地位を占めることになった。
(以下略)
上記の記事を見て、「え? 毛沢東主義? 何でオランダで?」と思った人は正解。実はオランダ社会党は中国のカウンターインテリジェンスとして作られた政党なのです。
以下がその記事。
中国共産党に信頼されたオランダ・マルクス・レーニン主義者党は、諜報(ちょうほう)機関が作った“おとり政党”だった――。
オランダ北部フローニンゲン近くのホテルで、白髪交じりの紳士が1970年代を振り返る。元諜報機関幹部フリッツ・フクストラ氏(58)だ。
同氏は、守秘義務を破り、元諜報員として初の暴露本を昨秋出版し、物議を醸している。
同党は「毛沢東主義」を掲げて1969年に誕生。中国共産党のオランダ国内への浸透ぶりをつかむのが狙いだった。諜報員ピーター・ブーベ氏が「クリス・ピーターセン」の名で書記長におさまるなど、党中枢20人の半数は諜報員だった。本物の共産主義政党、オランダ共産党は指導者の独裁色が強く、かつ親ソ連派で、左翼・極左学生らに疎まれた。「親中派」のおとり政党はあっという間に支持を広げ、在ハーグ中国大使館の信頼を獲得した。これを知った米中央情報局(CIA)がニクソン米大統領(当時)の72年の電撃訪中の直前あたりから、オランダ当局に協力を求めてきた。
作戦は次第に中国の本音を探るものに変質していった。
「確か74年、ブーベは中国に招かれ、北京で毛沢東や周恩来と握手した。最高指導者の信頼を得た訳だ」とフクストラ氏。
中国はおとり政党に「多額の資金援助」までしていた。
(以下略)
(2005/3/10/00:51 読売新聞)
だから、2006年のオランダ下院の選挙結果を知っていると、2007年になってオランダ下院が慰安婦問題で対日批判決議案を全会一致で通した理由が陰謀どころじゃないことが分かってくるし、今の事態に驚きもしない。ただし、発議者のファンバーレンはオランダ自由民主党の党員なので、オランダ社会党が直接の発議者ではない。だが、非難決議成立までの経緯を考えると、同党が深く関与していたことは疑いようがない。
毛沢東主義は史上最悪の思想信条だ。これは、比喩表現ではなくこの思想によって殺された人間の数が世界最高であることに由来する。具体的にはカンボジアの大虐殺と中国の大躍進政策と文化大革命で、その総数はトルコ青年党のアルメニア人虐殺、ナチスのユダヤ人虐殺、レーニン・スターリン時代のロシア内戦、農民虐殺、大粛正の合計数よりも多い。
毛沢東主義が世界に広まったのは中ソ対立がきっかけで、具体的には1960年代中期から。1969年には中ソ国境紛争が起こり、これを端緒に中国は「敵の敵は味方」とばかりアメリカとの国交を深めていくのだが、これと平行して中国政府は西側各国の(ソ連よりの)共産党を切り崩す目的で大量のスパイを養成・派遣して宣撫工作に努めた。この時に既存の共産党の民主独裁制に嫌気が差していた左派支持の若年層や、マルクス経済学が理解できない程度に頭の悪い(一応、マルクス主義は経済学なので、高等数学が理解できないと本が読めましぇーん)連中が引っかかって現在に至る。だから、毛沢東主義の熱心な信奉者は、当時20代だった、つまり1940年代から50年代生まれの人間に多く(今なら50代から60代の人達ですね)、ついでに数学が苦手なヤツに多く、その大半は中国のスパイではない(今の中国政府は農村重視ではないから)。
日本における毛沢東主義を標榜する政治結社には、日本共産党左派、共産主義者同盟マルクス・レーニン主義派、緑の党などがあるが、日本と中国は古くから関係がある上に、近代以降は大アジア主義(黄色人種系レイシズムの一種で、黄色人種同士が結託して白人種に対抗しようという選民思想)の台頭があり、ソ連崩壊後は中国の政策が反米に移行したこともあり、どこまでが毛沢東主義の影響下にあるのかは明白ではない。だから、まるで悪い冗談ではあるが、日本では保守論壇の中にも毛沢東主義と類似した思想信条の持ち主がかなりの割合で存在する。
それでは、毛沢東主義とは一体何なのかというと………これが、あまりにも滅茶苦茶すぎてよく分からない。私自身の感想は、孫文の三民主義と、マルクス・レーニン主義と、毛沢東の唱えたゲリラ戦術の混合体のように見える。正直言って、毛沢東は大国の指導者としては下から数えた方が早いぐらい馬鹿(彼が小学校時代、三国志を史実だと言い張って教師と喧嘩をしたのは有名)なので、理論の一貫性など端から期待できないのだ。
で、敢えて無理矢理箇条書きにすると、
1)農本主義(都市住民は農民に服従しろ。何故なら、農民の数の方が多いから)
2)目的実現のためなら暴力もオッケー。
3)(1)の変形としての土着主義(外国人の好き勝手にさせるな)。
4)(2)の変形としての知識人排斥と実行主義重視。
になる。これらは、どれをとっても危険な思想だが、混ぜると更に危険になる。特に暴力容認と土着主義の混合、暴力容認と農本主義の混合は決定的で、これを許容すると自国に入ってきた外国人への暴力、農民の都市部住民への暴力がオッケーになってしまうし、実際に中国ではこの手の事件が頻繁に起きていた。
また、土着主義は外国人排斥運動や人種差別主義、反グローバリズム運動と、農本主義はエコロジー運動や、都市部を腐敗したソドム・ゴモラと見なすキリスト教系カルトと相性が良かったために、現在ではそれらとの混合も激しく、元から不明確な理念が更に拡散してしまっている。
しかし、雀百まで踊り忘れずか、南京大虐殺問題の時や従軍慰安婦問題の時には、必ず毛沢東主義者が出てきて中国側にたった発言をすることは、それ以外の左派の間では有名で、オランダの一件はこれに相当するわけだ。だから、相手に何を言ったって無駄だし、そもそもオランダの政局というのは昔から滅茶苦茶だから、白人だからといって安易に信用するんじゃねえよという説明をしていたら、相手が「でも、オランダ人にはカレル・ヴァン・ウォルフレンみたいな人もいるじゃないですか」と、更に私を怒らせる発言をしてきやがるので二重ギレ。
あのね、ウォルフレンのどこが政治的に信用できるのかというか、そもそも彼のどこが知的なのかね? 日本の権力構図がどうなっているのかなんて、昭和初期からの政策を時系列順に並べて行けば、馬鹿でも分かるだろ? このブログでもやってるけど、決定的なのは戦時経済の名称でドイツ・ソ連型の社会主義を導入したことなんだよ。それが分からない段階で、政治云々とか言うのは止めろよ。
というか、そんなに凄いオランダ人なら、とっくの昔に自国の滅茶苦茶な政党政治を変えられるだろ? せいぜい日本の人口の8分の1ぐらいしかない小国を、どうにもできない人間に何か有益なアドバイスができるとでも?
4件のコメント
[C129]
- 2008-01-08
- 編集
[C130]
私見を述べれば、従軍慰安婦問題や南京虐殺問題周辺にたむろしている連中の大多数は電波でして、
鳥山氏の知人が特別酷い部類に属しているとは思えません。
右派も嘘吐きなら左派も嘘吐きですし、そもそも当事者である中国共産党の発表すらまるで信用ならないので、
事態がカオスと化すのは当然でしょう。
たまに、まともな研究者が真実を解き明かそうとすると、
右派左派中国全部を嘘吐き認定する事態になってしまうので、当然その全部から敵認定されたりしますから、
あの周辺はもうどうにもならないのと違いますか。
ある意味滑稽なのは、参加している電波のほぼ全員が被害者意識にまみれていることで、
「俺は被害者だ。悪いのはXXだ」という押し問答を延々とやっているだけに見えたりしますね。
大概の場合、「悪者」は最初から決まっているのらしいので、ホントのところは歴史なんかどうでもよく、
観念笑夢みたいな妄想ワールドに浸っていたいだけなんじゃないですかね。
だって、歴史論議をやってるはずなのに、一次資料の精査検証はおろか、
「一次資料」という言葉すら知らない人がほとんど、という世界でございますですよ。
鳥山氏の知人が特別酷い部類に属しているとは思えません。
右派も嘘吐きなら左派も嘘吐きですし、そもそも当事者である中国共産党の発表すらまるで信用ならないので、
事態がカオスと化すのは当然でしょう。
たまに、まともな研究者が真実を解き明かそうとすると、
右派左派中国全部を嘘吐き認定する事態になってしまうので、当然その全部から敵認定されたりしますから、
あの周辺はもうどうにもならないのと違いますか。
ある意味滑稽なのは、参加している電波のほぼ全員が被害者意識にまみれていることで、
「俺は被害者だ。悪いのはXXだ」という押し問答を延々とやっているだけに見えたりしますね。
大概の場合、「悪者」は最初から決まっているのらしいので、ホントのところは歴史なんかどうでもよく、
観念笑夢みたいな妄想ワールドに浸っていたいだけなんじゃないですかね。
だって、歴史論議をやってるはずなのに、一次資料の精査検証はおろか、
「一次資料」という言葉すら知らない人がほとんど、という世界でございますですよ。
- 2008-01-09
- 編集
[C131]
m_m1941さん
オランダの賠償請求は、サンフランシスコ講和条約(1951年)と日蘭議定書(1956年)、対日道義的債務基金(1990年)に続いて4度目でしたっけ? どちらにせよ反日感情が強い国なので、何かの拍子に非難決議が下されてもおかしくないんですよね。戦犯を最も殺害しているのもオランダだったはずですし。
オランダの賠償請求は、サンフランシスコ講和条約(1951年)と日蘭議定書(1956年)、対日道義的債務基金(1990年)に続いて4度目でしたっけ? どちらにせよ反日感情が強い国なので、何かの拍子に非難決議が下されてもおかしくないんですよね。戦犯を最も殺害しているのもオランダだったはずですし。
- 2008-01-09
- 編集
[C133]
Sevenさん
従軍慰安婦問題の疑問点を列挙しようと思ったんですけど、書いているウチに馬鹿らしくなって止めました。
南京事件もそうですけど、あまりにも一次資料に信用性のおけるものがないんですよね。関わらないのが一番ですな。
従軍慰安婦問題の疑問点を列挙しようと思ったんですけど、書いているウチに馬鹿らしくなって止めました。
南京事件もそうですけど、あまりにも一次資料に信用性のおけるものがないんですよね。関わらないのが一番ですな。
- 2008-01-17
- 編集
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さておき、オランダは蘭印を統治していたカラミもあって、もともと従軍慰安婦問題には厳しい「土着的事情」があるのですけど、中国共産党は最初からその点に目を付けていたのか、あるいはオランダの「土着的事情」が毛沢東思想の跳梁を許したのか、その点がはっきりしないと今回の決議についてはコメントしにくいように思えます。