王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
仕事をしていて、数年ぶりに強烈な虚無感に見舞われる。
一番の原因は疲労。連続して朝帰りが続いているせいで、心身共に衰弱しきっている。二番目は私の本の撮影に応募してくる女性の年齢。どういうわけか、今月に入ってからどんどん下がってきていて、18歳、19歳あたりに集中している。これは堪える。何のためにSMしているのか分からない。
私にとってSMというのは、ある程度年齢のいった女性が普通のセックスに飽き足らなくて……というもので、正直に告白するとそれ以外のケースというのは想定していない。
ところが、残念なことにこれは完全な私の妄想。人間の性嗜好というのは十代の頃には大枠ができてしまうのが通例で、たとえばロリコンの大半は十代からロリコンだ。つまり、マゾ女性も十代の頃にはだいたいマゾなのだ。だから、私のところに応募がくる。
問題はここからだ。SMの業界にもロリコン男性はいる。だから、こういう女の子達には、彼らが相手をすればいい。にもかかわらず、こいつらの大半は緊縛ができない。それどころか、「俺は緊縛が嫌いだ。やはりSMはボンテージだ」などと、自分の修練不足を隠蔽するかの如き発言をしていたりする。
どうして、SM好きのロリコンが緊縛を習得する気がないのかの理由は分からない。分からないが、「俺はS男性だ」と主張しているにもかかわらず緊縛ができない、あるいはもっと積極的に緊縛が嫌いな男性の大半は二十歳以下の女性を好む傾向が明確にある。
こういう男性でも多少は口が上手で「SMとは……」とか何とか衒学的な発言をしていると、十代の女の子が上手く引っかかったりするんだけど、そこはM女性。相手の技量はきっちりチェックしており、しばらくするといつの間にか関係が解消されているケースが多い。
そう言う次第で、SMの世界には年齢と技術の需要と供給に極端なアンバランスがあり、そのしわ寄せが私のところにくる。彼女たちの送ってくるメールには、小さな「ゎ」が書いてあるので、すぐに判別できる。応募者のメールを読んでいて「私ゎ」とかあるのを見た瞬間の、私の気持ちを考えて欲しい。
私は十代の女の子とSMしたくて、麻縄を煮たり、煮た縄にワセリンを塗ったり、毛羽を焼いたりと準備をしているわけではないのだよ、ワトソン君。そういうことは、君たちがやるべきでは?
一番の原因は疲労。連続して朝帰りが続いているせいで、心身共に衰弱しきっている。二番目は私の本の撮影に応募してくる女性の年齢。どういうわけか、今月に入ってからどんどん下がってきていて、18歳、19歳あたりに集中している。これは堪える。何のためにSMしているのか分からない。
私にとってSMというのは、ある程度年齢のいった女性が普通のセックスに飽き足らなくて……というもので、正直に告白するとそれ以外のケースというのは想定していない。
ところが、残念なことにこれは完全な私の妄想。人間の性嗜好というのは十代の頃には大枠ができてしまうのが通例で、たとえばロリコンの大半は十代からロリコンだ。つまり、マゾ女性も十代の頃にはだいたいマゾなのだ。だから、私のところに応募がくる。
問題はここからだ。SMの業界にもロリコン男性はいる。だから、こういう女の子達には、彼らが相手をすればいい。にもかかわらず、こいつらの大半は緊縛ができない。それどころか、「俺は緊縛が嫌いだ。やはりSMはボンテージだ」などと、自分の修練不足を隠蔽するかの如き発言をしていたりする。
どうして、SM好きのロリコンが緊縛を習得する気がないのかの理由は分からない。分からないが、「俺はS男性だ」と主張しているにもかかわらず緊縛ができない、あるいはもっと積極的に緊縛が嫌いな男性の大半は二十歳以下の女性を好む傾向が明確にある。
こういう男性でも多少は口が上手で「SMとは……」とか何とか衒学的な発言をしていると、十代の女の子が上手く引っかかったりするんだけど、そこはM女性。相手の技量はきっちりチェックしており、しばらくするといつの間にか関係が解消されているケースが多い。
そう言う次第で、SMの世界には年齢と技術の需要と供給に極端なアンバランスがあり、そのしわ寄せが私のところにくる。彼女たちの送ってくるメールには、小さな「ゎ」が書いてあるので、すぐに判別できる。応募者のメールを読んでいて「私ゎ」とかあるのを見た瞬間の、私の気持ちを考えて欲しい。
私は十代の女の子とSMしたくて、麻縄を煮たり、煮た縄にワセリンを塗ったり、毛羽を焼いたりと準備をしているわけではないのだよ、ワトソン君。そういうことは、君たちがやるべきでは?
3件のコメント
[C184]
- 2008-02-24
- 編集
[C193]
>モンテカルロもん吉さん
締め切り超過による外因性の鬱から復帰しました。
といっても、短期の健忘はなかなか復活せず、財布は忘れるわ携帯は忘れるわと散々です。
まあ、老化で脳細胞の数が少なくなってるから、仕方ないんですけどね。シクシク。
締め切り超過による外因性の鬱から復帰しました。
といっても、短期の健忘はなかなか復活せず、財布は忘れるわ携帯は忘れるわと散々です。
まあ、老化で脳細胞の数が少なくなってるから、仕方ないんですけどね。シクシク。
- 2008-03-07
- 編集
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog.2nt.com/tb.php/128-d0fdfc27
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
テクノの大御所として「平沢進」というアーティストがいますが、
ニコニコでボーカロイドとの相性が良いとかで、近頃急に注目度が上がっているようです。
ですが、私は以前から、このすばらしい電波ソング↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2289192
を知っていたので、この人はおそらく「向こう側」の人だろうと思ってました。
「30年前の曲とは思えない」なんてコメントも寄せられてますが、
そりゃ、この手の人の行動パターンは今も昔も変わってないのだから、ある意味当然でしょう。
どうやら他にもそういう見方をした人はいるらしく、こっちのPV↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1846139
では、凄絶な突っ込みを入れられており、私は思わず吹き出してしまいましたよ。