王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
脳のダメージは相変わらず。睡眠が不安定で、とんでもない夢を見る。といっても、いつもの私の強迫観念の1つである「閉所に閉じこめられる系」で、今回の私の役所は服役中の囚人。私が収監されている刑務所には、刑期短縮のために(何故か)薄っぺらい紙でできた段ボール箱に一定時間以上入っているという儀式があり、これに私がチャレンジするのだが、案の定というか閉所恐怖症が発動して箱の中でパニック状態になってしまう。しかし、許可無く箱から抜け出すと重罰が待っているので出るに出られず………という内容。目が覚めたら全身が冷や汗でびっしょりになっていた。
こんな夢を見ている間は、まともな仕事などできるはずがない。というわけで、本日は実写系作品のための前準備に終始。全体のスケジュールと必要な資金をシミュレーションして、表紙用のポジを選定。余った時間は、次回作の構想に費やしつつ、これとは別途に実写系での次回作を企画すべく、編集者からミソジニー(女性嫌悪)についてのレクチャーを受ける。
ミソジニーは、小児性愛と並んで私には理解できない(私も女性恐怖症の気はあるが、女性を憎いと思ったことはない。怖いと憎いは結構違う)性嗜好なので、『パーフェクト鳥山』になるためには乗り越えなければならない壁の1つ。かなり勉強になった。
中でも面白かったのは、実写系アダルト作品に出演した、明らかにミソジニストとおぼしき男性は例外なく早漏で、性行為が始まってものの数分もしないうちに射精。「あれ? 終わっちゃったの?」的なセックスが多いという指摘には爆笑。まあ、ちゃんとした統計数値がないから学術的な裏付けはないんだけど、女性が憎くなる理由は合理的に説明できるよね。少なくとも、実写系アダルト業界内では、ミソジニストというのは早漏の部分集合だと解釈するのが妥当なようだ。
これは、M男性ものの作品に出演したマゾ男性のかなりの割合が短小であるのに類似する事例だろう。いや、より近いのはスカトロ系作品に数多く出演するAV女優の多くが、実はセックス嫌い(だから、セックスするぐらいなら浣腸された方がマシと考える)という事例かもしれない。つまり、性行為そのものが楽しいわけではなくて(早漏なんだからセックスそのものを愉しんでる暇はない)、むしろマウンティング(上下関係の確立)とかパニッシュメント(懲罰)の一種として機能しているわけだ。この辺は、レイプ犯とか快楽殺人鬼なんかに価値観が近いのかもしれない。
意識するかしないかはさておいて、人間の大半は身体能力と価値観に一定の相関関係がある。もちろん、身体能力というのは経験知でカバーできる部分が多いので、社会性を身につけて行くに連れて、自己のデメリットを上手くカバーしていく(ことで多様性を獲得する)ものなんだけど、セックスに関してはレクチャーを受ける場所も機会もほとんどないから、こうした経験知が醸成しにくい環境にあり、素のままの自分が出やすいのだ。つまり、かなり自分で意識的に動かないと、失敗した経験がイコールで価値決定基準になりやすい。
問題は、こうした情報をどうやって商売に結びつけるかなんだけど、現在思案中。ミソジニー系のポルノだと、素でミソジニストが大量にそろっているコ○マガジン系が強いから、簡単には市場を譲ってはくれないよね。ミソジニー系のポルノは単価が安い傾向にある、という現象も解決しなければならない難問の1つ。さて、どうしようか?
こんな夢を見ている間は、まともな仕事などできるはずがない。というわけで、本日は実写系作品のための前準備に終始。全体のスケジュールと必要な資金をシミュレーションして、表紙用のポジを選定。余った時間は、次回作の構想に費やしつつ、これとは別途に実写系での次回作を企画すべく、編集者からミソジニー(女性嫌悪)についてのレクチャーを受ける。
ミソジニーは、小児性愛と並んで私には理解できない(私も女性恐怖症の気はあるが、女性を憎いと思ったことはない。怖いと憎いは結構違う)性嗜好なので、『パーフェクト鳥山』になるためには乗り越えなければならない壁の1つ。かなり勉強になった。
中でも面白かったのは、実写系アダルト作品に出演した、明らかにミソジニストとおぼしき男性は例外なく早漏で、性行為が始まってものの数分もしないうちに射精。「あれ? 終わっちゃったの?」的なセックスが多いという指摘には爆笑。まあ、ちゃんとした統計数値がないから学術的な裏付けはないんだけど、女性が憎くなる理由は合理的に説明できるよね。少なくとも、実写系アダルト業界内では、ミソジニストというのは早漏の部分集合だと解釈するのが妥当なようだ。
これは、M男性ものの作品に出演したマゾ男性のかなりの割合が短小であるのに類似する事例だろう。いや、より近いのはスカトロ系作品に数多く出演するAV女優の多くが、実はセックス嫌い(だから、セックスするぐらいなら浣腸された方がマシと考える)という事例かもしれない。つまり、性行為そのものが楽しいわけではなくて(早漏なんだからセックスそのものを愉しんでる暇はない)、むしろマウンティング(上下関係の確立)とかパニッシュメント(懲罰)の一種として機能しているわけだ。この辺は、レイプ犯とか快楽殺人鬼なんかに価値観が近いのかもしれない。
意識するかしないかはさておいて、人間の大半は身体能力と価値観に一定の相関関係がある。もちろん、身体能力というのは経験知でカバーできる部分が多いので、社会性を身につけて行くに連れて、自己のデメリットを上手くカバーしていく(ことで多様性を獲得する)ものなんだけど、セックスに関してはレクチャーを受ける場所も機会もほとんどないから、こうした経験知が醸成しにくい環境にあり、素のままの自分が出やすいのだ。つまり、かなり自分で意識的に動かないと、失敗した経験がイコールで価値決定基準になりやすい。
問題は、こうした情報をどうやって商売に結びつけるかなんだけど、現在思案中。ミソジニー系のポルノだと、素でミソジニストが大量にそろっているコ○マガジン系が強いから、簡単には市場を譲ってはくれないよね。ミソジニー系のポルノは単価が安い傾向にある、という現象も解決しなければならない難問の1つ。さて、どうしようか?
0件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog.2nt.com/tb.php/39-36352b9f
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)