王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
ここ数日はサブディレクターと新作アイデアを商業化するかどうかの最終検討。2日間かけて議論をした結果、一時的にモスボール処理を施すことにする。原因は、当初から懸念していたとおりで、作品のボリュームがあまりにも大きすぎたため。単純計算で、シナリオが文庫本12冊前後の量は常軌を逸している。CGの枚数や製作期間を考えると、とてもADVとして発表できる代物ではない。うはは。ついついやりすぎてしまった。
そこで、代替案として新たに出したのが、ナポレオン文庫で発表するつもりで組み立てていたシノプシス。こちらは規模も適当だし、ゲームにしやすい構造になっているので、製作は比較的楽だろう。問題は、楽なのが単純=読者の想定内の作品になってしまわないかどうかで、今後のアイデアの煮つめが完成度の鍵を握る。
これと平行して、予定されている撮影の準備とミソジニー本のレクチャーを再度受ける。ミソジニー系のポルノに、目隠しや手錠、簡易の拘束などがしばしば見られる理由を説明される。どうやら、相手が逃げ出さないための方法が様式化したものらしいのだが、理屈では理解できても感情移入はまったくできず。普通、目隠しとか手錠とかは、カップルがきゃあきゃあ言いながら、プレイの一環として喜んでするもんだろう? が、複数の人間から「そもそも、相手の女の子が逃げ出すんじゃないかという強迫観念があるから、目隠しをしたがるものなんだ。ミソジニーなんだから、女性の同意を得られないことが自明なんだよ。判らないのか?」と叱責される。納得いかない………。
そこで、代替案として新たに出したのが、ナポレオン文庫で発表するつもりで組み立てていたシノプシス。こちらは規模も適当だし、ゲームにしやすい構造になっているので、製作は比較的楽だろう。問題は、楽なのが単純=読者の想定内の作品になってしまわないかどうかで、今後のアイデアの煮つめが完成度の鍵を握る。
これと平行して、予定されている撮影の準備とミソジニー本のレクチャーを再度受ける。ミソジニー系のポルノに、目隠しや手錠、簡易の拘束などがしばしば見られる理由を説明される。どうやら、相手が逃げ出さないための方法が様式化したものらしいのだが、理屈では理解できても感情移入はまったくできず。普通、目隠しとか手錠とかは、カップルがきゃあきゃあ言いながら、プレイの一環として喜んでするもんだろう? が、複数の人間から「そもそも、相手の女の子が逃げ出すんじゃないかという強迫観念があるから、目隠しをしたがるものなんだ。ミソジニーなんだから、女性の同意を得られないことが自明なんだよ。判らないのか?」と叱責される。納得いかない………。
0件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog.2nt.com/tb.php/58-a035da8c
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)