王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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本日は小説の執筆、撮影用の買い出し、雑誌のレイアウト作業後に、レビューのためのゲームをプレイ。これと平行して、政治関連の情報収集を同時に2つ開始。その成果を反映させるべく、このブログにも新たに「まちづくり3法」の項目を設ける。
国政に関しては、小沢・福田会談の余波が尾を引いているが、個人的には民主党の関係者の方々にお世話になっているとは言うものの、小沢にはさっさと党首を辞めていただきたいというのが本音。政治家として、あまりにも外交・軍事に関する知識がなさ過ぎる。
小沢叩きを率先してやっている読売新聞が指摘していたが、インド洋での海上自衛隊の給油活動の代案がアフガニスタン支援で、しかも国連緊急平和部隊というオマケ付き。狂気の沙汰としか言いようがない。
給油活動とアフガン支援のどちらが、人命を失うリスクが高いかは考えるまでもない。アフガンである。アフガニスタンでは耕地が極端に少ないため、農民は農地の相続を巡り、親族同士で人傷沙汰になることも珍しくないお国柄。これに負けて土地を追い出された農家の次男とか三男が、神学生と称してイスラム寺院の近辺にたむろする。これがタリバンのコアだから、彼らの多くは極端なイスラム原理主義、または反動保守の思想に被れやすい。日本の歴史にたとえると、お家相続に破れた貴族や武士の子が仏門に入り、僧兵になってしまうようなものだ。こんなのと一緒にいたら、命がいくつあっても足りはしない。治安のレベルは、殺人を犯してもお寺に逃げ込めばセーフという歴史を長い間続けてきたミャンマーとどっこいどっこいである。宗教と殺人の組み合わせは、どの社会に於いても最悪の結果しかもたらさない。
しかし、それ以上に問題なのが国連待機軍構想。国連決議によって自衛隊を海外に派遣する、というのが国政との接点だが、これは事実上の自動参戦条項で、国会の審議なしでも国連決議が下ると自衛隊の海外派兵が可能になるという、トンデモ構想だ。こんな構想を持っている政治家が、権力の座に着くことは許されない。自衛隊の名目が何であれ、国が保有している武装公務員を、どこに派遣するかを決めるのは国民の代表である国会議員の義務であって、これを放棄することなどとうてい許されるものではない。死刑制度について、鳩山法務大臣が「自動的に死刑にならないかなぁ」という趣旨の発言をして叩かれていたが、これと同等の暴言だよ。
民主党の関係者には、社会党が北朝鮮問題で誤った対応を繰り返したために衰弱していった過程を思い起こしていただきたい。外交問題は、直接的な票に結びつかないかもしれないが、外交音痴の政党をわざわざ第一党にしたがる国民も存在しないのだ。断言するけど、小沢の主張を党是としていれば、いつか手酷い目に遭うのは間違いないよ。勘弁して欲しい。
国政に関しては、小沢・福田会談の余波が尾を引いているが、個人的には民主党の関係者の方々にお世話になっているとは言うものの、小沢にはさっさと党首を辞めていただきたいというのが本音。政治家として、あまりにも外交・軍事に関する知識がなさ過ぎる。
小沢叩きを率先してやっている読売新聞が指摘していたが、インド洋での海上自衛隊の給油活動の代案がアフガニスタン支援で、しかも国連緊急平和部隊というオマケ付き。狂気の沙汰としか言いようがない。
給油活動とアフガン支援のどちらが、人命を失うリスクが高いかは考えるまでもない。アフガンである。アフガニスタンでは耕地が極端に少ないため、農民は農地の相続を巡り、親族同士で人傷沙汰になることも珍しくないお国柄。これに負けて土地を追い出された農家の次男とか三男が、神学生と称してイスラム寺院の近辺にたむろする。これがタリバンのコアだから、彼らの多くは極端なイスラム原理主義、または反動保守の思想に被れやすい。日本の歴史にたとえると、お家相続に破れた貴族や武士の子が仏門に入り、僧兵になってしまうようなものだ。こんなのと一緒にいたら、命がいくつあっても足りはしない。治安のレベルは、殺人を犯してもお寺に逃げ込めばセーフという歴史を長い間続けてきたミャンマーとどっこいどっこいである。宗教と殺人の組み合わせは、どの社会に於いても最悪の結果しかもたらさない。
しかし、それ以上に問題なのが国連待機軍構想。国連決議によって自衛隊を海外に派遣する、というのが国政との接点だが、これは事実上の自動参戦条項で、国会の審議なしでも国連決議が下ると自衛隊の海外派兵が可能になるという、トンデモ構想だ。こんな構想を持っている政治家が、権力の座に着くことは許されない。自衛隊の名目が何であれ、国が保有している武装公務員を、どこに派遣するかを決めるのは国民の代表である国会議員の義務であって、これを放棄することなどとうてい許されるものではない。死刑制度について、鳩山法務大臣が「自動的に死刑にならないかなぁ」という趣旨の発言をして叩かれていたが、これと同等の暴言だよ。
民主党の関係者には、社会党が北朝鮮問題で誤った対応を繰り返したために衰弱していった過程を思い起こしていただきたい。外交問題は、直接的な票に結びつかないかもしれないが、外交音痴の政党をわざわざ第一党にしたがる国民も存在しないのだ。断言するけど、小沢の主張を党是としていれば、いつか手酷い目に遭うのは間違いないよ。勘弁して欲しい。
2件のコメント
[C75] UNEPSは個人参加の部隊です
- 2007-11-13
- 編集
[C76] あ、本当だ。
勝見様。
あ、ホントだ。小沢の国連待機軍構想と、UNEPSを書き間違えてますね。
私のミスです。
ご指摘に感謝します。
後日になりますが、ブログを修正しておきます。
あ、ホントだ。小沢の国連待機軍構想と、UNEPSを書き間違えてますね。
私のミスです。
ご指摘に感謝します。
後日になりますが、ブログを修正しておきます。
- 2007-11-14
- 編集
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UNEPSは国家が国権として部隊を派遣する場ではなく、個人が任意で国際機関所属の部隊に参加するための場です。将来的な想定としては、退役自衛官または現役ハイパーレスキューあるいはSATなどの要員が任意参加して帰国しても冷遇されない体制を作ろうと考えています。それが「人間の安全保障センター」構想です。