王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
烏蛇氏とseven氏にコメントで化粧と社会主義の関係性について訊かれたので、日本における化粧史について軽く書きます。 まず、文明開化前にあたる江戸期の日本は世界有数の化粧大国でした。封建制度があったにもかかわらず、女性の大半が化粧をしており、そのイメージリーダーは役者や花魁など『玄人筋』の人達でした。つまり、花魁という身分の低い女性の化粧法を武士階級に属する身分の高い女性が真似するという転倒現象が既...