王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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3. 上述のように「男権主義的イデオロギー」という抽象概念には、幾つかの面で特定の性癖を論理的に正当化するという効力があります。まず、レイプの正当化です。現在の我々の社会が女性を性的に搾取する行動規範を内包しているのだとすれば、レイプが発生するのは必然ということになります。 社会改革を訴えるグループは、これらの理論をもって「社会を変えるべし」となるわけですが、レイプを正当化したがる人間は「社会規範...