王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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先述の文章でまず驚くべき事は、杉田が「事実上のレイプ」を性行為の基本としている点にある。つまり、性器を汚いと見なす限り、女性にとって快楽を得やすい性行為は、技術的な問題で不可能なのだ。 これは性器の形状による差異に基づくもので、女性が性的に興奮して女性器が充血し、愛液が一定以上出ていない状況下でペニスを挿入しても苦痛しか感じない。従って、性行為をする場合は、男性よりも女性が先に性的に興奮している...
しかし、こうなると1つの疑問が湧く。どうして、同意のある性行為も「レイプ」になってしまうのだろうか? この結論は我々が常識的に考えた場合あり得ない話であるし、また大部分のラディカルフェミニズムの理論を読んでも、この点が根源的な部分から解説されている文章は驚くほど少ない。 たとえば、ラディカルフェミニストに限らず、フェミニストの多くはポルノが女性をモノ扱いするという理由で批判的だが、現実の性行為の...
前回の続き。 前回に書いた情報から、崎山伸夫のBlogの崎山氏は、(1)イギリスの創作物規制法に関わっている、法学部教授のクレア・マックグリンは、ラディカル・フェミニズムのシンパではないのか?(2)イクォーリティ・ナウはロンドンにも事務所を構えているため、イギリスの法規制と連動して何らかの策動を行っていたのではないか? と推測している。そして、この推測はほぼ当たっていると思われる。 また、崎山氏、及...
本日は実写系SM作品の製作に従事。その間に、イリュージョンというソフトメーカーが発売した『レイプレイ』という作品のバッシングに関する情報を再収集。この問題に関して私は相当出遅れたので、後方支援に徹しようと思っていたんだけど、事態が風雲急を告げる展開になってきたので、後方からやや中盤に上がって活動することを決意。問題を分かりやすく整理してみることにした。 それにしても、5年ほど前と較べると、規制反...
B)今後、改正が予定される児ポ法の問題点1:量刑について 自公案も民主党案も児ポ法の量刑引き上げを改正案に上げているが、実務上は刑罰の下限を引き上げなければ、以前の判例から量刑が決定されるので、上限を上げても判決では同じ量刑が下されるだけである。たとえば、先述の強制わいせつ罪などは、量刑の下限を6ヶ月に定めており、量刑の引き上げを目指すのであればこのような改正が行われることが望ましい。2:関税法、...