王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
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革命の発生を恐れたルーデンドルフは、グレーナーを『ヒンデンブルグ計画』から遠ざけた。ルーデンドルフの行動には根拠があった。1917年にロシアで革命が発生していたのだ(2月革命)。しかし、第一次大戦末期になり、ドイツの敗戦が確定的になると、彼はグレーナーを中央に呼び戻し、敗戦処理を託して自身はスウェーデンに亡命した。 ルーデンドルフの予想通り、グレーナーはSPDのフリードリヒ・エーベルトと協力関係...